2016年9月23日

No.462 運動会の注目ポイント

水曜日に運動会の予行練習を行いました。運動会の目的は子どもたちの運動面の発達を見てもらうことなので、何か特別なことを仕込んだりすることはありません。なので予行練習では、今できること、身につけた力を少しでも発揮しやすいように、みなさんに見てもらって育ちを感じてもらいやすいように、競技毎、そして全体の流れを確認することが中心です。取り組む子どもたちだけでなく、見てもらう保護者のみなさんにとっても少し変更した方がいいかも…という部分も確認できたので、それを運動会当日につなげていきます。

競技の話になりますが、最初に「走る」ことの発達を0歳児のハイハイから順に見てもらいます。走ることとは一見関係ないように思われるかもしれないハイハイですが、子どもはある日突然走り始めるのではなく、寝返り→ハイハイ→つかまり立ち→よちよち歩き→歩くといった体験を経て走る力を獲得していきます。それぞれの時期に、そのとき出来ることを十分に体験しておくことは、とても大切なことです。子どもの行動に無駄なものはなく、全てが先の成長につながっています。今できることは何で、その後「走る力」をどのような流れで獲得していくか、それを順に見てもらおうというわけです。0歳児から5歳児の流れだけでなく、次の段階である小学生の姿も見てもらいます。

予行練習でも「走る」ことの発達をしっかりと見させてもらいました。1人ひとりが今できることに取り組んでいる姿を見ていると、それだけで嬉しくなってしまうものです。明日はお子さんの「今」をしっかりと見てもらい、一緒に成長を喜びたいのですが、それ以外にも注目してもらいたい点が2つあります。1つ目は「発達の流れ」です。先にも書いたように、0歳からのつながりを見てもらえるようなプログラムになっています。お子さんが小さい方には、大きい子の動きを見て「我が子もこうやって力をつけていくのか」と感じてもらいたいですし、お子さんが大きい方には、小さい子の動きを見て「我が子もこうやって成長してきたんだよなあ」を振り返ってみてもらいたいです。



そして2つ目は「共に競技を楽しんでいる姿」です。予行練習の日は競技に取り組んでいる姿だけでなく周りの子の姿も見させてもらい、みんなで楽しんでいることを感じました。走ってきた友達を嬉しそうにゴールで迎え入れる1歳児や、4歳児を大声で応援する5歳児など、明日も様々な姿が見られるはずです。まずは我が子に、そしてそこから周りの様子にも注目してもらい、子ども同士の関係性の育ちも楽しんでください。



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