2017年12月15日

2017年12月

【研究発表】
先月行われた島根県保育研究大会の分科会において、さくらこども園のFさんがグループホームとの交流の中で見えてきたことについて発表してくれました。以前から交流はありましたが、互いの距離を見直して日常的な交流をしていくためのプロジェクトが動いていたこともあり、交流の形もずいぶん変化してきました。その交流によって、園児にはこんな変化があった、交流のあり方についてこんな課題が見つかったといったことをまとめてくれた発表です。グループホームでも園児との関わりによって入居者にどんな変化が見られるかを記録し、交流のメリットを明らかにするような取り組みが進んでいくことも期待しているところです。全くの思いつきですが、グループホームの職員とこども園の職員が一緒に研究発表へ出かける機会があってもいいかもしれません。両者の声を同時に聞いてもらうことで、交流を迷っていた施設があれば動くきっかけを与えることにもなりそうですし、何よりそこに向けて話し合っていくことも私たちの取り組みを深めることにつながりそうです。

【つながり】
「つながり」「つなぐ」を大事にしていきたいと考えています。例えば子どもは周りの人からたくさんの刺激を受け、自分もやってみようと意欲を持ち、そして行動することで成長していくわけですが、これも他者との関係(つながり)があるからこそです。私たちの仕事も同じで、成長や変化のためには同僚や同業者の活動、周囲の様々な方(つながり)からの刺激が必要です。つながりがなくても成長できないわけではないですが、どうしても視野は狭くなるので多様な変化・成長は難しいでしょう。私たちの福祉の仕事の意味、福祉の網を張り巡らせることを考えると、やはりつながりは必要です。

グループホームとさくらこども園をつないだことで新たな気づきが得られたように、デイサービスの文化祭でこども園の作品も展示して利用者の制作意欲を刺激することをねらったように、花の村の事業所同士をつなぐことで、介護・保育の幅を広げるきっかけにもなります。また、事業所にはない強みを持った外部とつながることで、お互いの困っていることを補い合うこともできると思います。私たちの持っている力、各事業所の持っている力を目一杯発揮していくためには、自分たちと他をつなぐことがこれからの活動のポイントになっていきます。

【つなぐ】
そんなわけで、今後の花の村は「つなぐ」ことにこだわった事業展開を目指していきます。地域を創造し、活性化するためには不可欠なことと理解してください。つながり方に正解はありません。みなさんもいろんなパターンの「つなぐ」を試してみてください。そして、みんなでみんなの「困っている」を解決していきましょう。

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