2012年1月13日

No.227 子育て支援センターの話を少し

今回は子育て支援センターの話を少し書いてみます。今月から子育て支援センターでは新しい取り組みとして、「わくわくクラブ」という場を用意することにしました。ここでは何が行われるかというと、子育て中の保護者に集まってもらい、子育てに関する情報をまとめてみようというものです。例えば、○○にある公園は△△があって楽しいとか、□□は雨の日でも子どもと一緒に楽しめるとか、そんな情報です。そして今回特に期待しているのは、「こうだったらいいのにな」という情報です。

例えば、自分がトイレへ行くときに子どもも連れていった方がいい場合ってあると思います。そんなとき、子どもが勝手にカギを開けて出ていってしまったこととか、経験のある方もおられるんじゃないでしょうか。例えばそんなときに、子どもには届かない高さに簡単なカギでもついていたら…と考えたりしますよね。そうした声を集めて実際にカギをつけてもらえないかとお願いをしてみる、そんなことに取り組んでみようと思っています。何でもかんでも思いをぶつけて実現してもらおうというわけではありません。ただ、子どもと共に行動するときに感じる不便さとかを、少しでも多くの人に理解してもらえればという思いです。

「子どもは社会にとって大事な存在」ということに対して異論のある人はいないと思います。では、具体的に社会がどう支えていけばいいかという点では、いろんな面で課題は多いというのが私の実感です。だからまずは子どもと生活し行動することについて少しでも理解をしてもらい、できるところは社会としてサポートしてもらえないものかと提案したいのです。サポートの方法は様々だと思います。例えば、もっと親子が使いやすいトイレを考えてもらうとか、もっと楽しめる公園整備をしてもらうとか。あくまでもできるところから、その人の、その事業所の特徴を生かして、です。

昨日の新年お楽しみ会では、地域の人にきてもらい伝承遊びを教えてもらいました。ゲストとしてというよりスタッフとして、です。地域をはじめ周りの人たちが、持っている力を生かして子どもたちに関わってくれたら、それは子どもたちにとっても地域の人たちにとってもプラスの効果は大きいと思っています。子どもを真ん中において物事を見たときに、まだまだできることはあるというのが私の思いです。

そんなわけなので、ぜひみなさんの声も聞かせてください。よろしくお願いします。

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