2012年1月6日

No.226 2012年がスタートしました

2012年がスタートしました。いろいろと大きな動きのあった2011年、それを受け継いでの2012年なので、今年も変化の大きい年になると思います。私たちは子どもを相手にする仕事、人を相手にする仕事をしています。この仕事は特に時代によっての情報をきちんと得ていかなければいけません。子どもの育つ環境や文化をきちんと理解しておかないと、適切な援助が行えないからです。世の中がどう変化し、それによって子どもたちがつけなければいけない力はどう変化しているか、そのことをきちんと踏まえずに行う保育ほど怖いものはないと思っています。

なぜそのように考えるかというと、私たちの行う保育は“公的なもの”であるからです。どのような保育を行うかということについては、決して私的な思いつきや利益を追求するために考えることではありません。保育所は明らかに児童に関する措置をとる施設です。なので「児童の最善の利益が主として考慮されるもの」であるべきで、保育所の法律である「保育所保育指針」にもそう書かれています。日本という国が今後どのような社会になっていくのか、どのような社会を目指すべきなのか、そのためにどのような乳幼児教育を行っていかなければいけないのか、そんなことを丁寧に考えながら今後も保育を進めていきます。

ややこしいことはこのくらいにしておいて、今後の話を少し。これからあさり保育所ではどんどん移行が進んでいきます。ぞう組さん(5歳児)は単独の部屋に移っての活動が増えていきます。ぱんだ組さん(2歳児)は来年度の3,4,5歳児での生活に向けて大きい集団での活動が増えます。そのため、きりん組(4歳児)・くま組さん(3歳児)がぱんだ組さんを引っ張っていかなければいけないシーンは当然多くなります。うさぎ組(1歳児)・りす組さん(0歳児)も、ここは特に緩やかですが、少しずつ来年度に向けて移行が始まります。あくまでも個々の発達に合わせて、今すべきことを確実に、ではありますが、全体的に変化していきます。その過程で子どもたちがどう変化し、どんな力をつけていくのか、その点にも注目していてもらいたいと思います。また、3月3日(土)には第2回成長展が開催されます。1年間でどんな力をつけてきたのか、丁寧に取り上げて保護者のみなさんに見ていただきます。こちらの準備も着実に進んでいるので、どうぞお楽しみに。

ということで、今年もよろしくお願いします。

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