2013年12月26日

No.326 2013年の終わりに

少し前の話になりますが、調理室見学ツアーというものを行いました。今のところ対象はぞう組さんで、スペースの関係上4名ずつくらいでツアーを行っています。安全面や衛生面のことを考えて調理の終わっている午後の時間に開催しているのですが、大きな調理器具の使い方を聞いたり、食品庫にどんなものが保管されているかを見たり、調理室からしか見られない独特の景色を楽しんだりと、自分たちがいつも食べている食事が作られる場所の見学を楽しんでくれていたようです。





この見学ツアーはちょっとした思いつきから実現したものですが、このツアーを実際に行ってみて、まだまだ保育園を生かしきれていなかったことに気づかせてもらえました。子どもたちには保育園で行われている生活、例えば行事の準備や掃除なども積極的に見せるようにしています。見せるだけなく、興味を持たせるように働きかけ、実際に関わってもらうことも大事にしています。行事なんかも当日になって初めて飾りや道具を目にするのではなく、それらがどのような過程を経て出来上がっていくかを一緒に楽しめるようにしたり、掃除にしても汚れていく過程やそれをきれいにしていく過程や方法を知ってもらえるようにしたり、そんなことを大事にしてきました。そのために保育園にある物や人を生かしてできることは、今回の調理室見学のようにまだまだあったんですよね。

保育園の中でもまだできることはあったということは、地域の中で保育園のもつ資源を生かせることもたくさんあるはずです。例えばあさり保育園が公的な施設であることからすると、もちろん園児のための保育が第一ですが、それを保障した上で子育て支援の活動ももっと工夫することはできるかもしれません。また2月に予定している保護者講演会のような場は、家庭で子育てをされている方や子どもに関心のある地域の方にとって実は貴重な場で、そのような方々に参加を呼びかけることも必要なのかもしれません。子どもたちのため地域のためにあさり保育園ができることは、これからも積極的に取り組んでいきます。もちろん”楽しく”は忘れずに、です。来年もよろしくお願いします。

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