2014年2月14日

No.332 ビール瓶のケースとかも使えそうです




水曜日のことです。園庭に出てみると、子どもたちが1本の竹を使って築山でシーソーを作り、楽しそうに遊んでいました。もちろん築山の上に太くて長い竹を持って上がっての遊びなので、下で遊んでいる子はいないかとか、気をつけなければいけないことはあります。そんなことを踏まえた上で、これはおもしろい遊びだなあと感心してしまいました。竹を見てシーソーを作ろうと思ったのか、築山の頂上を見てこれを利用しようと思ったのか、その経緯はわかりませんが、どちらにして今手元にあるものをどんな風に活用したら楽しく遊べるか、そんな想像力を働かせたのは間違いないはずです。

これを見ながら、子どもたちの遊び、特にそこで使うおもちゃについて考えてました。あさり保育園には、必要なものが十分に揃っているかは別にして、たくさんのおもちゃがあります。様々な発達や興味関心に対応したおもちゃが、園舎内や園庭に用意してあります。でも、この時に使われていたのは「竹」です。いわゆる“おもちゃ”ではありません。でも自分たちの体力や興味関心に合わせて、実に楽しそうに使っていました。しかも、その使い方について「もっとこうしたら?」「いや、こっちの方が…」と使い方の工夫をするためのコミュニケーションもしっかりと生まれています。この時の竹は、子どもたちの発達を促す“おもちゃ”になっていたのではないか、そんなことを思いました。

その視点で考えると、子どもたちのおもちゃになり得るものはまだまだあるように思います。おもちゃのカタログに載っているものとは違う、本来は別の使い方をしているようなもの。例えばビール瓶のケース。あのケースが園庭にたくさん置いてあれば、子どもたちはどう使うでしょうか?しっかりと固定して置いておけば上り下りする台にもなるでしょうし、積み上げてくっつけたら小さな秘密基地も作れそうです。小さくはないので、おそらく友だちと協力して遊ぶことになりそうです。片付けのときも協力することが必要でしょう。ケースを楽しそうに使っている姿が浮かんできませんか?それ以外にも、大人が仕事に使っているモノ、生活の中に溶け込んでいるモノなど、利用できそうなモノはありそうです。そんなアイデアがあれば是非教えてくださいね。

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