2014年6月16日
第9回隠岐の島ウルトラマラソン
隠岐の島ウルトラマラソンに参加してきました。初めて参加した昨年は無事ワラーチで完走、今回は無謀にも裸足での挑戦です。
スタート前には恒例の写真を。シューズを忘れた人がいっぱいです。
裸足が辛くなったときに履こうと持参していたワラーチを「ちょっと触っていいですか?」といろんな人が触っていかれました。ワラーチとか裸足ってまだまだ珍しい存在、少数派なんでしょうか。
5時に西郷港をスタート。
前半は順調に進んでいきます。路面はかなりなめらかで、白線の上を走らなくても問題ないところが多かったのは助かりました。最初の方は景色を撮る余裕もあったのですが、それも前半まで。
一応順調にフルの距離は通過しました。
50kmも通過。
55km過ぎ辺りからの強烈な向かい風と見事なまでに荒れた路面に心が折れてしまったのですが、その後の沿道の応援のおかげで「もうちょっとがんばろう」と立て直すことができました。今回は最初から最後まで本当に多くの人から声をかけてもらいました。「がんばれー!えっ、裸足?」「おっ、アベベだ!がんばれー!」「うわっ、足の裏の皮は大丈夫?」など、応援もしてもらいましたし、たくさん心配もしてもらいました。あるおばちゃんは「ここから先は道路が熱くなるからコレをもっていって。こんなことくらいしかできないけど。」と氷の入った袋をわざわざ車で届けに来てくれました。その氷のおかげで熱い路面を乗り切れました。おばちゃん、ありがとう!
知り合いの隠岐の保育園の方はプラカードまで作って応援してくれました。そして別の地点にも移動して応援にしてくれました。さらに、他の方にも電話で連絡をしてくれていて、「〇〇さんから聞いていますよ。飲み物を飲んで飲んでいってください!」ともてなしてもらいました。そんな温かさにも感動しました。
そういえば、今回もあの川内選手が50kmに出場されていました。50kmコースは100kmコースの50km地点からスタートします。スタート時間は11時30分。50kmを6時間30分以内で走れば川内選手に抜かされるという貴重な体験ができます。昨年と同様にそれが1つの目標で、今回も無事抜かされました。写真では分かりませんが、かなりの速さです!
90km地点に到着。
この辺りでは足裏が小石を踏んだ痛みに耐えられなくなっていて歩いてばかりだったんですが、それでも応援に支えられてなんとか進んでいきました。
ゴールまであと2km。
この地点を過ぎると、その後は沿道の応援が一気に増えていきます。「がんばれー!」という応援も嬉しいのですが、「おかえりー!」と言ってもらえると涙が出そうになります。またゴール手前では、道中何度も話をしていて先にゴールされたランナーさんが「おかえりー!」と声をかけてくれ、それがまたたまらなく嬉しかったです。
そして実は今回、非公式ですが、「第1回ワラーチウルトラマラソンin隠岐の島」も同時開催されました。ワラーチ(裸足含む)で走る人たちのための隠れ大会です。協力してくれたのは、毎年50キロ地点を過ぎたところで私設エイドを出してくださっている方々。そのエイドがチェックポイントになっていて声をかけることになっています。「ワラーチ組が来たよー!」と叫ぶと、ワーッと子どもたちが集まってきてくれました。なんとこの隠れ大会用にメダルまで作っていてくれて、翌日そのメダルをいただくことができました。2位だったので裏は銀色です。こうした関係ができる大会って温かくてうれしいですね。
裸足で100kmという初めての挑戦。タイムは13時間45分40秒で完走。途中何度もワラーチを履いてしまおうと思ったけど、最後までワラーチに頼らず裸足で走りきることができ、今はホッとしています。
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