新たな取り組み、おやじ保育が終わりました。
このおやじ保育は保育士の代わりにお父さん方(以下おやじ)に保育をしてもらうというもので、おやじのアイデアを実現してもらう場です。保育園にいる大人はほとんどが女性です。もう少し男性がいて、男性ならではの発想を子どもたちに感じてもらいたいといつも思っていて、ようやくそのための場作りが動き始めました。
今回参加してくれたおやじは5名。各クラスに分かれてもらい活動を行いました。
とは言っても初めてのことなので、特別なことはしていません。
0,1歳児クラスではまずは子どもに慣れてもらうこと、2歳児クラスと3,4,5歳児クラスは畑の玉ねぎを使ったスープ作りとストライダー競争を行いました。
0,1歳児クラスでは、おやじも子どももまずは距離を置いて観察し合うところから始まりました。
おやじの方は「どうやって関わればいいんだろう?」、子どもの方は「この人達は何をしにきたんだろう?」、そんなことを思いながら様子を見ているように感じました。しばらくすると互いの距離が近くなっていき、気がつくととってもいい雰囲気で関わっている姿を見ることができました。
2歳児クラスと3,4,5歳児クラスは玉ねぎスープ作りから始まりました。畑で玉ねぎをとってきた後、料理の得意なおやじの指導のもと順調にスープ作りが進んでいきます。
後は煮込むだけというところまでいったら、今度はストライダー競争です。
子どもたちもおやじの勝負ということでとても張り切っていました。おやじと勝負をするという状況は、やはりワクワクするんでしょうね。
競争が終わった頃にはスープも出来上がり、みんなでそれをいただきました。とっても美味しい玉ねぎスープでしたよ。
終わった後は反省会を行い、次回に向けての課題もたくさん出てきました。多くの人に参加してもらうために、おやじ保育のことをもっと分かりやすく伝える工夫が必要だとか、もっとおやじならではの活動をした方がおもしろいんじゃないかとか。今日の活動を楽しんでもらったようで、たくさんの意見やアイデアを出してもらいました。おやじならではとは何かを考えていくと、このおやじ保育の活動は盛り上がってくるかもしれないと感じています。例えば女性はあまりやりそうにない「ちょっとスリルのある遊び」とか「全身を思い切り汚してしまうくらいの泥んこ遊び」とか、男性が持つ子どもっぽさなんかを発揮してもらえると子どもは大いに刺激を受けそうです。
ということで、第2回おやじ保育も計画していきます。今回参加してくれたおやじ以外のおやじにも是非参加してもらい、おやじ色満載の場に育てていってもらいたいと思っています。5人のおやじのみなさん、ありがとうございました!
保育園で働いている(男性)です。色々日々感じることはあるのですが、1番感じるのは(女は男になれるが、男は女にはなれない)というわけで、ああだこうだ考えすにマイペースにやっております。ただ、所謂男性的な考え方を取り入れれば保育の質は向上すると確信しています。
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