2015年5月15日

No.395 天気のこと、足のこと、ソラマメのこと




親子遠足が無事に終わりました。前日までの天気予報では雨の心配はほとんどなかったんですが、当日の朝には雨がパラパラと降ってきたりして。どうなることかとヒヤヒヤしました。天気をコントロールすることはできないので行事のときには悩まされるのですが、様々に変化する天気や季節とうまくつき合っていくことは大切なので、子どもたちにもたくさん体験させてあげたいことです。保育のねらいとして『身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心を持つ。』と保育所保育指針には書かれています。「今日は晴れてよかったね。」「雨が降って残念だったけど、そのおかげで○○ができたね。」といった会話なんかも、子どもたちと丁寧に交わしていきたいと思っています。



話は変わって、ある日の子どもたちの様子です。「園長先生、見てー」と足を見せてくれた子がいました。写真では分かりにくいんですが、テラスに置いてある人工芝の上で正座をしていたらしく、その跡が足の甲にしっかりとついていました。それが子どもたちにはおもしろかったらしく、他の子にも教えてあげて楽しんでいました。また、その跡が少しずつ消えていく様子も楽しそうに観察したり、「手にもつくかなあ?」と手を人工芝に押し付けて試したりしていました。保育所保育指針には『身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。』『人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。』とあります。こんな風に変化に気づいたり、その気づきを応用してみたり、他の子に伝えて共に楽しんだりすることが広がっていくように、私たちも一緒に楽しんでいきたいと思います。



また別の日には違う子が「園長先生、見てー」とやってきました。その子は手に畑でとってきたソラマメを持っていて、そのソラマメ同士を叩くと不思議な音がすると教えてくれました。これもおもしろい気づきなんですが、実はこのソラマメは収穫時期がまだまだ先のものです。畑で少し大きくなっているのに気づいて収穫し、調理してもらうために持ってくる途中でその音に気づいたようです。いろんな気づきは大切にしていきますが、収穫時期はちゃんと伝える必要がありますね。私たちも課題に気づかせてもらいました。

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