2016年2月27日

伝えること

今日は成長展。





子どもたちの1年間の成長をしっかりと感じてもらえたと思います。



今回の成長展では初めての試みもありました。保育者による発表です。



タイトルは「共感は社会性の第一歩」。

社会性を獲得するために必要な”他者に共感する”力を子どもたちはもっていて、それがどのような場面からわかるのか、そしてその力を引き出すためにどんな環境を用意しているかを伝える内容です。





日々の保育の様子は迎えに来られた際に口頭で伝えたり、連絡帳を使って伝えたりしていますが、それはほんの一部です。ましてや集団体験の中で学んでいることの意味や、そのための環境構成などはなかなか伝える機会がないのが現状です。何とかしなければと思いながら手を打てていなかったのですが、今回保育士からの提案でこのような場を設け試してみることになりました。

今回の発表を聞いた保護者からは
「我が子がこんな関わりができるのを知らなかった。感動した。」
「このように見てもらえていると知って安心した。」
など嬉しい声も聞かせもらえました。保育園が何を大事にしているのか、どのような意図をもって環境設定をしているのかは、日々の活動の様子を動画で見てもらうことで理解してもらいやすいのかもしれません。今日は3本の動画を使用しましたが、撮りためている動画はこれ以外にたくさんあります。れらも見てもらう機会も作りたいですね。

発表は3名の保育士が行いました。このような実践発表の経験が豊富な保育士は1名で、2名は初体験だったんですが、緊張しながらもしっかりと発表してくれました。保護者にアピールする力をつけることも保育士として必要なことなので、発表の場を積極的に作っていけると保育の深まりにもつながっていきそうです。

来年度はこのように保育の場面から子どもたちの力を読み解いていき、それを保護者に伝えることを、私自身も何回か行っていきたいと思い計画しているところです。保育士とはまた少し違った目線で子どもの持っている力、保育園の役割なんかを伝えていきたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿