2016年11月4日

No.468 言葉と表現の育ち

今月末には発表会が行われます。発表会の目的は各クラスからのお便りでも紹介されている通り、4月からの様々な体験を通して言葉と表現がどのように発達してきているかを見てもらうことです。例えば言葉の発達のためには「したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたことを自分なりに言葉で表現する」場が、表現の発達のためには「生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、楽しんだりする」場が必要です。いろいろな体験によって心が動き、そのことで言葉が豊かになったり表現して伝え合うことを楽しんだりすることができるよう、保育園では体験の場づくりに力を入れてきました。

テーマを決めて保育を行っていることも多様な場づくりにつながっています。今年度は「季節を味わう」をテーマに、季節毎の植物や食べ物、風習などに触れる機会を多く持つようにしてきました。毎月の足湯体験を通して、その季節の植物を見るだけでなく触れたり匂ったり食べてみたりと、様々な切り口から接しています。園庭で行っている季節ならではのものを見つけるネイチャーゲームもそうです。何もしなければ注目することがなかった物や現象に対してしっかりと目を向け、しかも見る以外の感覚を刺激する体験を通して、子どもたちの言葉や表現は確実に豊かになってきています。テーマに沿った活動の中で数多くの体験をしている姿を想像してもらいながら、子どもたちの成長を感じてみてください。

そして言葉や表現は、友達や保育者とのやりとりによっても豊かになっていきます。楽しかった出来事を話したり、同じように友達の楽しかった話を聞いたりと、相手がいるからこその発達も大事です。同年齢での関わり、異年齢での関わり、保育者との関わりなど、様々な関わりの場があるのが保育園の特徴です。その中で刺激を受けているからこその育ちにも注目してみてください。

最後に「楽しさ」について。全ての活動に共通することですが、子どもたちが楽しさを感じていること、期待感を持っていることが欠かせません。そのために数多くの工夫が行われていますが、今日4日の取り組み「先生たちの発表会」もその1つ。保育者が言葉や表現の楽しさを子どもたちに披露します。この発表会を見ることで、自分たちの発表会を楽しみにする気持ちが増すことをねらっています。どのように受け止め、期待感がどう変化したか、ぜひ感想を聞いてみてください。



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