火曜日に発表会の予行練習が行われました。予行練習も発表会当日に向けてワクワク感を高めていくための取り組みの1つなので、当日と全て同じように仕上げて予行練習を実施する…という形とは少し違います。例えばダンスグループの取り組みですが、ダンスの候補曲はたくさんあり、練習のたびに候補の中からくじ引きで2曲選んで踊っています。当日も同じように行う予定で、何を踊るかはまだ決まっていません。ステージ上でくじを引くところから始まるので、何を踊ることになるんだろうとドキドキワクワクしている姿も見てもらえるはずです。
と書いてきましたが、ここだけでの話をします。実は子どもたちが当日踊る曲は決まっているんです。それはたくさんある候補曲の中でも最も人気のある2曲で、くじ引きではそれが「偶然」選ばれるように仕込んであります(もちろん子どもたちはそのことを知りません。だから「ここだけの話」なんです。)。大好きな曲でも、何度も踊っていたり、いつも決められた曲ばかり…と感じてしまったりすると、楽しさが薄れてしまうのはよくあることです。音楽を聞くと楽しくなって思わず体を動かしてしまう、そんなあり方が子どもたちの表現活動を行う上でのねらいです。だからこそこのような仕込みをして、練習のときから「自分たちがくじを引いて選んだ曲を踊る」状況を作り、踊らされていると感じることがないよう、更には当日の楽しさがより増すように工夫をしているわけです。当日の曲が決まったときに子どもたちがどのような表情を見せてくれるか、今から楽しみにしています。
話は変わります。上の写真は、予行練習の日にステージにつながる通路で出番を待っている子どもたちです。ここを通ってステージへ出ると、普段はいないたくさんのお客さんの前に立つことになります。自分の姿をしっかりと見てほしい!という思い、たくさんの人に見られることに対する恥ずかしさ、そんないろんな感情を抱く場所でもあります。ここでの様子を保護者のみなさんにも見てもらうことはできないかと考えたこともありますが、ここは子どもたちだけの空間にしておいた方がいいんだろうと、今は思っています。子どもにとっては、普段一緒に過ごしている友達といつもとは違うちょっと特別な感情を共有することも大事ですし、みなさんにとっては、ここでの様子を想像しながらわが子の出番を待ってもらうことも大事だと考えています。様々な経験を通して力をつけてきている過程も思い浮かべながら、明日のステージを楽しんでください。
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