2017年7月15日

2017年7月

【オープンにする】
10年以上も前のことになりますが、オープンであることの大切について教えてもらったことがあります。オープンにすればするほど、より大きなものが自分に返ってくるという話です。例えば何かアイデアを思いついたとします。それを自分の中にしまっておくだけだと、大きくなることも増えることもありません。でも、「こんなアイデアを思いついたんだけど」と誰かに伝えるために自分の外に出そうとすると、言葉にする過程で整理が行われアイデアが変化することがあります。また、外に出して自分以外のいろいろな人を通ることでアイデアが違った形に変化することもありますし、自分だけでは決して思いつかなかった全く別のアイデアが新たに生まれることもあります。

【自分に返ってくる】
面白いのは、そうしたアイデアたちが自分に返ってくるところです。アイデアを自分だけのものにせずオープンにするのは恥ずかしいから…とためらってしまうこともあるかもしれません。時には自分だけのものとして守っておきたいと思うこともあるかもしれません。でもオープンにすることでもっと大きなものが自分に返ってきます。不思議ですが、そういうものなんです。だから職場内で、部署を超えてアイデアを共有し合えたら、どんなに面白いことが生まれるんだろうとワクワクしてきます。積極的にオープンにしていく姿勢を、花の村では当たり前のことにしていきたいと考えています。

【巻き込む・巻き込まれる】
アイデアの共有もそうですが、私たちの仕事は1人では成り立ちません。常に誰かと協力して行う必要のあることばかりです。でも「ちょっと手伝って」「一緒にこんなことをやってみない?」と誰かを巻き込むのはちょっと勇気のいることだったりします。みんな忙しいだろうし…なんて考えてしまうと、お互い様であるはずなのに言い出せなくなってしまいます。両こども園ではそんな現状を変えていくために「巻き込み・巻き込まれプロジェクト」というものを定期的に行っています。
35歳以下の職員グループ(巻き込む側)が企画者となり、36歳以上の職員グループ(巻き込まれ側)を講師として招く研修を企画します。今までに行ったのは「保育士の心構え」「保護者対応」を教えてもらう研修などです。意欲的に講師を受けてもらえるよう「巻き込み側」には工夫が求められますし、より楽しく、より学びが深くなる研修になるよう、上手に盛り上げる「巻き込まれ側」の姿勢も重要です。この取り組みを通して、両方の立場の重要性を感じてくれていると思っています。
物事を動かそうとするとき、巻き込む側(リーダー)はもちろん重要ですが、それについていき盛り上げる巻き込まれ側(フォロワー)の存在も重要です。花の村の仕事は、どちらの役割が欠けても上手く進んでいかないことを知っておいてください。

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