「参画」という考え方を、自分の中で整理しているところです。こども園に限らず人が活動するところには必ず必要になる考え方だと思うからです。
参画を辞書で調べてみると、「事業・政策などの計画に加わること」とあります。単なる参加、一緒に活動するだけではなく、何をするか?の計画段階から一緒に行うという意味です。英語ではparticipationとinvolvementの2つの言葉が該当するようですが、involvementの方が巻き込む、熱中する(活動に熱意と積極性を持って参加するイメージ)意味合いが強いようで、考えていきたい参画のイメージと一致します。子どもたちがこども園での活動を「させられる」のではなく、何をするか?誰とするか?どのようにするか?を考え、友達や保育者だけでなく場合によっては保護者や地域の方も巻き込みながら、それに熱中し没頭する。単に関わっていればいいのではなく、熱中して関わることがポイントになるでしょうね。今でも「あっ、これって参画だよな」と思えることもありますが、まだまだ参加で終わってしまっている部分があるのも確かです。あさりこども園の全ての活動を参画までもっていくのは簡単ではないですが、子どもたちと共に作り上げていくことを目指していきたいと思っています。
単にできることが増えることを成長と見るのであれば、参画の必要性をここまで考えなくてもいいのかもしれません。ですが、私たちは社会の一員として成長してもらいたいと考えているので、参画は欠かせません。こども園は社会の1つである以上、ここで学んだ社会でのふるまいは必ず他の社会でも生かされることになります。ということは私たち保育者も日々の活動が参画を基本としていなければいけないわけで、保育だけにとどまらず様々な活動全体のあり方を考えなければいけない話になります。とっても大きな話なのでじっくりと取り組んでいきます。
役員さんが力を発揮してくれたおかげで、園庭に渡り橋が完成しました。この活動もそうですが、役員さんが中心になり、園の考えを踏まえた上でこんなことをしてみたいと提案し実行してくれることが増えてきています。これも保護者による園への参画です。子どもの参画、保護者の参画、そして地域の方々の参画と、熱中して関わってくれる参画の輪が広がってくるとますますおもしろくなっていくはずです。楽しみですね。
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