猛暑はつらいですが、急に涼しくなると何だか寂しさを感じたりもします。まだ夏が終わったわけではないでしょうが、プール遊びも終わり、子どもたちの遊びも少しずつ"秋"に移っていきます。そして来月20日にある運動会に向けての活動も増えてきます。この運動会の目的について、昨年もこのひとりごとで書きましたが、大切なことなので今年も書くことにします。
あさり保育所では運動会を「子どもの運動能力の発達を保護者に伝える」「親子のふれあいを提案する」「普段の保育をより深める」という3つの目的に位置づけています。この中の「子どもの運動能力の発達を保護者に伝える」という目的について、特に職員の話し合いが深まってきています。連日熱戦が行われているオリンピックのように身体能力の高さや技の出来を競うのではなく、子どもが日々の生活の中でつけてきている力をどのように種目の中で見てもらうか、またそれを子どもたちが"やらされる"のではなく"主体的に取り組む"ものにするためにはどのような形がいいか、様々な議論は運動会の直前まで続くだろうと思っています。
また、この運動会の取り組みを通して「体を動かすことの楽しさ」を子どもたちに伝えたいと考えています。楽しさは、1人で感じるより共感できる相手がいた方がより強く感じられます。個々の子どもが集団のなかでお互いに関わりながら取り組み、そして楽しさを共感しあう、そんな運動会にしたいという思いがあります。そして親子の関わりも同様に考えています。「親子のふれあいを提案する」ということで、親子で取り組んでもらう種目も計画しています。ぜひ保護者の皆さんも子どもと一緒に体を動かすことを楽しんでもらいたいと思います。
そして「普段の保育をより深める」という目的。これは運動会当日を含めてそこに至るまでの活動で子どもたちがどんな経験を重ねていくかが大切であり、そのためにも保育者の「子ども理解」とそれに基づく「創意工夫」がポイントとなります。これについては、今後の子どもたちの活動を具体的に取り上げて、後日書いてみようと思います。
2008年8月22日
2008年8月13日
No.58 ロフトを設置します
お盆がやってきます。この期間には家族が集まったり、日本独特の文化を感じるイベントがあったりと、いつもとは違った雰囲気になります。仕事のことを考えると、こんなときでも休むわけにいかない業種もあるでしょうし、逆にこんなときだからこそ忙しい業種もあるでしょう。保育所もそのひとつです。家庭によって様々なお盆の過ごし方があると思いますが、それでも子どもたちには、その家庭なりのお盆を感じてもらいたいと思っています。
この期間に保育所には変化があります。15日(金)に保育室内にロフトを設置する工事をします。ロフトは屋根裏部屋という意味ですが、イメージとしては部屋の中に大きな二段ベッドがあるという感じです。このロフトを設置することで、2階に新たな遊び場(そんなに広くはありませんが)できること、1階も天井が低くなり明るさが変わること、そうした変化は子どもたちにとって意味のあることと考えています。
私は特に、2階の部屋ができることを楽しみにしています。というのも、子どもがいつも視線を水平に見ている生活の中で、上から覗き込むということをさせるのは脳のシナプスが増えるという研究データがあるからです。そんなことからドイツの幼稚園・保育園の多くは、保育室にロフトが設置されているようです。また、そこに上るために階段を上ることも、脳のシナプスを増やすということがわかっているそうです。平屋作りの園舎内にロフトを設置することによって、階段を上り、上から覗き込むということを、遊びの中で子どもたちに体験させたいと思っています。
また、この上から覗き込むことを考えたとき、私はいつも木に登ったときに見える風景が頭に浮かびます。高いところに上ると下を覗き込むことができるだけでなく、いつもは見えない景色が見え、視界が広がったように感じます。その爽快感は保護者の皆さんも体験してこられたのではないでしょうか。高さが変わっただけでも、子どもの好奇心は刺激され、遊びが広がり、そして想像力もふくらみます。こんな体験のできる環境としてまずはロフトを、そして今後は園庭にも作りたいとひそかに計画中です。
この期間に保育所には変化があります。15日(金)に保育室内にロフトを設置する工事をします。ロフトは屋根裏部屋という意味ですが、イメージとしては部屋の中に大きな二段ベッドがあるという感じです。このロフトを設置することで、2階に新たな遊び場(そんなに広くはありませんが)できること、1階も天井が低くなり明るさが変わること、そうした変化は子どもたちにとって意味のあることと考えています。
私は特に、2階の部屋ができることを楽しみにしています。というのも、子どもがいつも視線を水平に見ている生活の中で、上から覗き込むということをさせるのは脳のシナプスが増えるという研究データがあるからです。そんなことからドイツの幼稚園・保育園の多くは、保育室にロフトが設置されているようです。また、そこに上るために階段を上ることも、脳のシナプスを増やすということがわかっているそうです。平屋作りの園舎内にロフトを設置することによって、階段を上り、上から覗き込むということを、遊びの中で子どもたちに体験させたいと思っています。
また、この上から覗き込むことを考えたとき、私はいつも木に登ったときに見える風景が頭に浮かびます。高いところに上ると下を覗き込むことができるだけでなく、いつもは見えない景色が見え、視界が広がったように感じます。その爽快感は保護者の皆さんも体験してこられたのではないでしょうか。高さが変わっただけでも、子どもの好奇心は刺激され、遊びが広がり、そして想像力もふくらみます。こんな体験のできる環境としてまずはロフトを、そして今後は園庭にも作りたいとひそかに計画中です。
2008年8月8日
No.57 子どもが『選ぶ』プール遊び
暑さをものともせず、子どもたちの元気な声が園庭中に響き渡っています。水遊びや泥んこ遊びも充実してきて、遊びを終えて帰ってくる子どもたちの表情を見ていると、夏の遊びを満喫しているのが伝わってきます。プール遊びも回数を重ねるごとに充実してきているのを感じます。あさり保育所のぞう・きりん・くま組のプール遊びについてはお便りで内容をお伝えしていますが、ここでも取り上げてみます。
ぞう・きりん・くま組のプール遊びは、まず『選ぶ』ことから始まります。「水遊びは大好きだけど、顔に水がかかるのはちょっと…」という"かにグループ"、「顔に水がかかってもいいけど、でも潜ったりするのは苦手」という"さかなグループ"、「しっかり泳いで遊びたい」という"いるかグループ"の3つのグループから、今日はどのグループでプールに入るかを選びます。子どもは、自分のできることや自分が挑戦したいことを選んでいくわけですが、面白いのは子どもがいつもいつもステップアップしていくことを目指しているわけではない点です。
さかなグループをクリアすれば次はいるかグループに挑戦する、という順番を私なんかは想像しますが、そうではなく、さかなグループの次にかにグループを選ぶ子もいます。保育者は子どもにここまでできるようになってもらいたいというねらいを持っているのでステップアップを促したりすることもありますが、子どもたちは自分なりにどう水遊びに取り組むかを、自分自身に問いかけながら丁寧に選んでいるようです。プールを使う順番も日によって違うため、一番にプールに入ることの出来るグループを選ぶという選び方もあるようです。子どもたちの『選ぶ』基準は本当にいろいろです。
子どもたちは自分で選ぶことによって、とても意欲的に活動に取り組みます。そして意欲的に取り組むことが、自分自身の課題をクリアしていく一番の力になっていくと考えています。そのために、私たちは子どもたちの選択を大切にします。子どもは本来自ら育つ力を持っており、それが育つためにどんな環境を用意するか。私たちはここに一番力を注がなければいけないと思っています。子どもを主体的に捉えること、子どもの選択を大切にすること。子どもたちのプール遊びを見ながら、そんな思いを強くしました。
ぞう・きりん・くま組のプール遊びは、まず『選ぶ』ことから始まります。「水遊びは大好きだけど、顔に水がかかるのはちょっと…」という"かにグループ"、「顔に水がかかってもいいけど、でも潜ったりするのは苦手」という"さかなグループ"、「しっかり泳いで遊びたい」という"いるかグループ"の3つのグループから、今日はどのグループでプールに入るかを選びます。子どもは、自分のできることや自分が挑戦したいことを選んでいくわけですが、面白いのは子どもがいつもいつもステップアップしていくことを目指しているわけではない点です。
さかなグループをクリアすれば次はいるかグループに挑戦する、という順番を私なんかは想像しますが、そうではなく、さかなグループの次にかにグループを選ぶ子もいます。保育者は子どもにここまでできるようになってもらいたいというねらいを持っているのでステップアップを促したりすることもありますが、子どもたちは自分なりにどう水遊びに取り組むかを、自分自身に問いかけながら丁寧に選んでいるようです。プールを使う順番も日によって違うため、一番にプールに入ることの出来るグループを選ぶという選び方もあるようです。子どもたちの『選ぶ』基準は本当にいろいろです。
子どもたちは自分で選ぶことによって、とても意欲的に活動に取り組みます。そして意欲的に取り組むことが、自分自身の課題をクリアしていく一番の力になっていくと考えています。そのために、私たちは子どもたちの選択を大切にします。子どもは本来自ら育つ力を持っており、それが育つためにどんな環境を用意するか。私たちはここに一番力を注がなければいけないと思っています。子どもを主体的に捉えること、子どもの選択を大切にすること。子どもたちのプール遊びを見ながら、そんな思いを強くしました。
2008年8月1日
No.56 何が『子どものため』?
夏祭りが無事に終わりました。今年の参加者は約500人。たくさんの参加者と楽しいひとときを過ごすことができたと思っています。今回の夏祭りの目玉のひとつ、カキ氷はいかがでしたか?「食の大切さを伝える」ことを目的とし、今回はほとんどを保護者の皆さんに作っていただきました。「子どもたちのため」に素晴らしい味を体験する場を用意してくれたことを、本当に感謝しています。
話は変わって上に書いた「子どものため」について。私たちは「子どものため」とはどういうことかを常に考え保育をしています。これは保護者の皆さんも同じだと思います。「子どものため」に何をすべきかをいつも考えておられると思います。でも難しいのが、いろんな「子どものため」があることです。例えば、着替えを手伝ってあげるのも、自分で着替えができるようにと手伝わないのも、どちらも「子どものため」と言うことができます。同じ事に対して複数の「子どものため」が存在しています。ではどちらが正解かをはっきりさせるのかというと、人と人の関わり方に1つの答えを出すことは、少し違うような気もします。ややこしいですね。
こんなことを考えるヒントが、子育て支援室に貸出し用として置いてある「やってあげる育児から見守る育児へ」という本の中に、子どもに関わる大人の心得として書かれていました。何かの参考になればと思ったので載せておきます。何が「子どものため」か、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
『子どもが何か問題を抱えているときに、それを除いてあげようとするのではなく、自分でそれを解決できるように援助してあげます』『子どもが何を考えているかを、いつも先回りして考えるのではなく、子どもの考えを聞いてあげます』『子どもは、何かものを与えれば喜ぶのではなく、気持ちをわかってもらうことを望んでいます』『子どもは、自分のために親が犠牲になることを望むのではなく、子どもから望んだときに、自分が優先順位の高いことを望みます』『子どもが自分でできることや、自分でやろうとすることを手伝うことは、子どもにとっては迷惑です』『子どもを甘やかすことと、子どもの甘えを受容することは違います』『子どもが次第に自立していき、親が必要でなくなってくることは、うれしいことであり、さびしいことではありません』
話は変わって上に書いた「子どものため」について。私たちは「子どものため」とはどういうことかを常に考え保育をしています。これは保護者の皆さんも同じだと思います。「子どものため」に何をすべきかをいつも考えておられると思います。でも難しいのが、いろんな「子どものため」があることです。例えば、着替えを手伝ってあげるのも、自分で着替えができるようにと手伝わないのも、どちらも「子どものため」と言うことができます。同じ事に対して複数の「子どものため」が存在しています。ではどちらが正解かをはっきりさせるのかというと、人と人の関わり方に1つの答えを出すことは、少し違うような気もします。ややこしいですね。
こんなことを考えるヒントが、子育て支援室に貸出し用として置いてある「やってあげる育児から見守る育児へ」という本の中に、子どもに関わる大人の心得として書かれていました。何かの参考になればと思ったので載せておきます。何が「子どものため」か、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
『子どもが何か問題を抱えているときに、それを除いてあげようとするのではなく、自分でそれを解決できるように援助してあげます』『子どもが何を考えているかを、いつも先回りして考えるのではなく、子どもの考えを聞いてあげます』『子どもは、何かものを与えれば喜ぶのではなく、気持ちをわかってもらうことを望んでいます』『子どもは、自分のために親が犠牲になることを望むのではなく、子どもから望んだときに、自分が優先順位の高いことを望みます』『子どもが自分でできることや、自分でやろうとすることを手伝うことは、子どもにとっては迷惑です』『子どもを甘やかすことと、子どもの甘えを受容することは違います』『子どもが次第に自立していき、親が必要でなくなってくることは、うれしいことであり、さびしいことではありません』
2008年7月25日
No.55 夏祭りまであとわずか
26日(土)はあさり保育所の夏祭りです。こういう行事はいつも天気が心配なのですが、暑さは避けられないものの、雨には見舞われないのではと思っています(それでも当日まで天気予報のチェックは欠かせません)。さて今年の夏祭りでは「物を大切にすること、食の大切さを子どもたちに伝える」という考えで、内容を検討してきました。役員会の議事録でもお伝えしていますが、ここでももう一度取り上げてみます。
まず「物を大切にする」ことですが、物を再利用・再活用することを楽しんで体験するために、子どもたちが牛乳パックで紙を作り、その紙で来賓の方への夏祭りの招待状を作りました。そこに書く言葉も子どもたちが考えて書きました。
そして割り箸の使用についても考えました。当初炊き込みピラフの箸は「マイ箸」の持参をお願いすることを計画していましたが、子どもたちが普段おやつで食べているおにぎりを用意することにすれば、割り箸を使わなくても済むことから、炊き込みピラフをおにぎりに変更しました。保育所で食べているものを、地域の方にも知ってもらいたいという思いもあります。
次に「食の大切さを伝える」ことについてです。今年のカキ氷のシロップは、この地域で採れたものから手作りで用意しました。と言っても、ほとんどは保護者会長の深町さんをはじめ保護者の皆さんに作っていただきました。子どもたちが作ったのは梅シロップです。使った果実のほとんどがこの地域でできたものです。保育所の食事の相談にのってもらっている「粗食のすすめ」の著者・管理栄養士の幕内さんから、その季節にその土地で採れたものを食べることは食の基本だと教わりました。食の問題が次々と起きている今の時代だからこそ、この基本を見直さなければいけないと思いますし、子どもたちにも体験を通して感じてもらいたいと思います。
いろいろ書きましたが、これらのことは保護者の皆さんをはじめ地域の方々の協力がなければできないことでした。子どもたちにとっても、多くの方々の思いが子どもたちに向けられていることが、実は一番大切であると思います。こうしたありがたい支えの中で夏祭りが行われることを、本当に感謝しています。当日はしっかり楽しんでください。
まず「物を大切にする」ことですが、物を再利用・再活用することを楽しんで体験するために、子どもたちが牛乳パックで紙を作り、その紙で来賓の方への夏祭りの招待状を作りました。そこに書く言葉も子どもたちが考えて書きました。
そして割り箸の使用についても考えました。当初炊き込みピラフの箸は「マイ箸」の持参をお願いすることを計画していましたが、子どもたちが普段おやつで食べているおにぎりを用意することにすれば、割り箸を使わなくても済むことから、炊き込みピラフをおにぎりに変更しました。保育所で食べているものを、地域の方にも知ってもらいたいという思いもあります。
次に「食の大切さを伝える」ことについてです。今年のカキ氷のシロップは、この地域で採れたものから手作りで用意しました。と言っても、ほとんどは保護者会長の深町さんをはじめ保護者の皆さんに作っていただきました。子どもたちが作ったのは梅シロップです。使った果実のほとんどがこの地域でできたものです。保育所の食事の相談にのってもらっている「粗食のすすめ」の著者・管理栄養士の幕内さんから、その季節にその土地で採れたものを食べることは食の基本だと教わりました。食の問題が次々と起きている今の時代だからこそ、この基本を見直さなければいけないと思いますし、子どもたちにも体験を通して感じてもらいたいと思います。
いろいろ書きましたが、これらのことは保護者の皆さんをはじめ地域の方々の協力がなければできないことでした。子どもたちにとっても、多くの方々の思いが子どもたちに向けられていることが、実は一番大切であると思います。こうしたありがたい支えの中で夏祭りが行われることを、本当に感謝しています。当日はしっかり楽しんでください。
2008年7月18日
No.54 あいさつについて
私たちは「あいさつの大切さ」をいろんな機会で子どもたちに話しています。また、「子どもたちが心の通い合うあいさつを身につけていくためにはどうしたらいいか」ということを、たびたび話し合っています。今回は、人と関わっていくきっかけになるこの『あいさつ』について、私たちが考えていることを書いてみます。
『あいさつ』は、人と関わりながら生活していく上で大切なものです。朝出会ったら「おはよう」、帰るときには「さようなら」、その他にもたくさんのあいさつがあります。こうした言葉を交わすことはとても大切なことですが、ここに心が通い合うものでなければ、本当の意味で人と人とをつなげる『あいさつ』にはならないのではないかという思いがあります。実はこの部分が、子どもたちに伝えなければいけない最も大切なところではないかと思っています。
では、その大切さを伝えるにはどうすればいいのか。やはり、あいさつの心地良さを感じさせることがまずは大切だと思います。「おはよう」と明るく声をかけられるとなんだか温かい気持ちになる。「おはよう」と返すとその人が笑顔になり喜んでくれたのを見て、またなんだか心が温かくなる。こうした体験を積み重ねることが、心が通い合う『あいさつ』を身につけていくためには必要なのではないでしょうか。そのためには、まずは私たち大人が子どもたちの見本となっていくことは欠かせないと思います。大人同士が気持ちよくあいさつを交し合い、そして子どもたちに対しても周りのたくさんの大人があいさつをすること。あいさつにあふれた明るい雰囲気を子どもたちに感じさせること。こうした環境の中で人との関わりも深まっていくのではないかと思っています。
人との関わりを基盤にし、子どもは「自分」を作り上げていきます。人との関わりの中でみんなを大切にすることを学び、それが自分を大切にすることにつながっていきます。そして自分を大切にするから、みんなを大切にすることができるようになるとも言えると思います。人との関わりをさらに深めてくれる『あいさつ』を大切にしていきたいですね。
あいさつについてみなさんが考えていることや心がけていることなどがあれば、連絡帳などを通していろいろ聞かせてください。
『あいさつ』は、人と関わりながら生活していく上で大切なものです。朝出会ったら「おはよう」、帰るときには「さようなら」、その他にもたくさんのあいさつがあります。こうした言葉を交わすことはとても大切なことですが、ここに心が通い合うものでなければ、本当の意味で人と人とをつなげる『あいさつ』にはならないのではないかという思いがあります。実はこの部分が、子どもたちに伝えなければいけない最も大切なところではないかと思っています。
では、その大切さを伝えるにはどうすればいいのか。やはり、あいさつの心地良さを感じさせることがまずは大切だと思います。「おはよう」と明るく声をかけられるとなんだか温かい気持ちになる。「おはよう」と返すとその人が笑顔になり喜んでくれたのを見て、またなんだか心が温かくなる。こうした体験を積み重ねることが、心が通い合う『あいさつ』を身につけていくためには必要なのではないでしょうか。そのためには、まずは私たち大人が子どもたちの見本となっていくことは欠かせないと思います。大人同士が気持ちよくあいさつを交し合い、そして子どもたちに対しても周りのたくさんの大人があいさつをすること。あいさつにあふれた明るい雰囲気を子どもたちに感じさせること。こうした環境の中で人との関わりも深まっていくのではないかと思っています。
人との関わりを基盤にし、子どもは「自分」を作り上げていきます。人との関わりの中でみんなを大切にすることを学び、それが自分を大切にすることにつながっていきます。そして自分を大切にするから、みんなを大切にすることができるようになるとも言えると思います。人との関わりをさらに深めてくれる『あいさつ』を大切にしていきたいですね。
あいさつについてみなさんが考えていることや心がけていることなどがあれば、連絡帳などを通していろいろ聞かせてください。
2008年7月4日
No.52 聞く力、話す力
ぱんだ組では6月の終わりから朝の集まりで、保育士が一方的に話すのではなく「友達の前で話し、そして友達の話を聞く」ことを意識した時間をもち始めました。まだ今は「今日は何を食べてきた?」といったことを話して聞く程度ですが、何故このようなことをするのか、それがどのような活動につながっていくのか、少し詳しく書いてみます。
今、全国の保育所、そして小学校や幼稚園でも「言葉の力」をどのようにつけていくかが課題となっています。これは、子どもたちがこれから特につけていかなればいけないと言われている力に「コミュニケーション能力」があり、この力が下がってきていることが背景にあります。その中で「聞く力」「話す力」が例に挙げられ、よくこれらの力が落ちてきていると言われています。
私たちも「言葉の力」を課題としていますが、例えば「聞く力」でいうと、保育士が前に立って「私の話をきちんと聞きなさい」と言い、そのように出来る力を「聞く力」だとは考えていません。必要なのはコミュニケーション能力の向上につながる「聞く力」です。ではどういう力かというと、「私の話を聞きなさい」ではなく、例えば保育士の話を聞くとしたら、聞いた後にある子が「僕はそのことはこう思うよ」と隣の子に言い、隣の子が「へー、そうなんだ 僕はこう思うんだけど」といったように、友達の考えを聞くことが出来る力です。また「話す力」は、保育士に話せるかどうかではなく、友達に自分の考えを言えることが「話す力」です。友達同士、特に年下の子に何かを伝えるとき、何とか伝えようと工夫しますし、なかなか伝わらなくてもどかしい思いをすることもあります。こうした体験が、コミュニケーション能力の向上のためにはとても大切です。
少子化が進み、子ども同士で考えを共有したりお互いに認め合うといった機会が少なくなっています。子どもたちが経験したことを、それを共有した人に伝えること。体験したことや自分の気持ちを自分なりの表現で伝え合うこと。そしてそのことを楽しむこと。これらが言語力・コミュニケーション能力の育成には大切で、3,4,5歳児には特にこれらを多く体験させるよう意識しています。ぱんだ組の今の取り組みはこういったことにつながっていき、これらの体験をより有意義なものにしてくれると考えています。
今、全国の保育所、そして小学校や幼稚園でも「言葉の力」をどのようにつけていくかが課題となっています。これは、子どもたちがこれから特につけていかなればいけないと言われている力に「コミュニケーション能力」があり、この力が下がってきていることが背景にあります。その中で「聞く力」「話す力」が例に挙げられ、よくこれらの力が落ちてきていると言われています。
私たちも「言葉の力」を課題としていますが、例えば「聞く力」でいうと、保育士が前に立って「私の話をきちんと聞きなさい」と言い、そのように出来る力を「聞く力」だとは考えていません。必要なのはコミュニケーション能力の向上につながる「聞く力」です。ではどういう力かというと、「私の話を聞きなさい」ではなく、例えば保育士の話を聞くとしたら、聞いた後にある子が「僕はそのことはこう思うよ」と隣の子に言い、隣の子が「へー、そうなんだ 僕はこう思うんだけど」といったように、友達の考えを聞くことが出来る力です。また「話す力」は、保育士に話せるかどうかではなく、友達に自分の考えを言えることが「話す力」です。友達同士、特に年下の子に何かを伝えるとき、何とか伝えようと工夫しますし、なかなか伝わらなくてもどかしい思いをすることもあります。こうした体験が、コミュニケーション能力の向上のためにはとても大切です。
少子化が進み、子ども同士で考えを共有したりお互いに認め合うといった機会が少なくなっています。子どもたちが経験したことを、それを共有した人に伝えること。体験したことや自分の気持ちを自分なりの表現で伝え合うこと。そしてそのことを楽しむこと。これらが言語力・コミュニケーション能力の育成には大切で、3,4,5歳児には特にこれらを多く体験させるよう意識しています。ぱんだ組の今の取り組みはこういったことにつながっていき、これらの体験をより有意義なものにしてくれると考えています。
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