2011年12月22日

No.225 2011年の終わりに

来週になるとお休みに入られる方が増えると思いますので、今年のひとりごとは今週で最後にします。毎年のことですが、年末になるとなんとなく1年を振り返ってみたくなります。そんなことを勝手に考えてしまう時期があることはいいことだなあとあらためて思います。

今年はいろんなことがありました。今までなんとなくしか考えてこなかったことを、真剣に見つめ直す年でした。例えば震災を機に「つながり」の大切さについて考え、一つのテーマとしていろんな活動を行ってきたわけですが、これがどのように子どもたちの中に消化されたのかは、正直わかりません。「子どもたちが何を得たかはちゃんとわかってます!」と言った方がいいのかもしれませんが、そんな簡単にわかってしまうものじゃあないだろうというのが本音です。ただ、「つながり」について考え、「つながり」について話し、「つながり」に触れる1年であったことは、そんな1年であったことは意味があったと「信じて」います。もちろんこれで終わりではありません。人にとって「つながる」とか「むすぶ」といったことがどれだけ大事なことか、あさり保育所の生活の中にそれを自然と感じられる場を当たり前のように取り入れていきたいと思っています。

そして、何度も何度も書いていますが、夏には「もくもくの日」がスタートしました。今までとは少し違う形で浅利町の自然の中に身を置き、その中で子どもたちの力をどう引き出すかを考えるいいきっかけになった活動です。保育所内ではなかなか見ることのできない子ども同士の関わりが生まれています。この活動はまだ始まったばかり。保育者は「子どもたちにとって少しでも学びの多い活動にするためにはどうすればいいか?」話し合いを続けています。子どもたちの学びがもっと深くなる活動になっていくだろうと思います。この活動に関心をもち、意義を理解し、協力していただいていることに感謝します。

それ以外にも新しい課題がたくさん生まれています。先週も書いた「文字・数・科学」について。「0歳から始まる子ども同士の関わり」について。そんなことがテーマとして出てきています。テーマとして掲げているだけでなく、少しずつでも保護者のみなさんと共有できるようにしていきます。そんなことで今年は最後にしておきます。来年もよろしくお願いします。

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