2013年5月23日

No.296 園庭の様子を書いてみました

この文章は園庭に新しくできた絵本ゾーンのデッキに座って書いています(木曜日です)。目の前では、ぞう組さんときりん組さんが中心となってリレーが行われています。ちょっと変わったリレーで、待っている子はブランコをして遊んでいます。リレーに加わっているようには見えないのですが、応援の声を張り上げていますし、次の順番は○○くんだよー!と指示も飛んだりしています。なんとも緩やかなリレーですが、ルールはちゃんと共有して関わりを楽しんでいるようです。そう思っていたら、さっきまでのリレーの中心にいた子が他の遊びに移っていき、中心人物が変わってくま組さんも加わってきました。メンバーが入れ替わるとリレー自体の雰囲気も変わってきます。

そんなことを書いていると、ぞう組のRちゃんが摘んだ花を見せに来てくれました。黄色い花と白い花です。その花について話をしていると園庭の隅にある紫色の花が目に入ったようで、「あの花はなんだろう?」と言いながらそちらへ走っていきました。園庭にいろんな植物があり、それぞれに違った表情や成長を見せているので、子どもたちの興味はいい具合に刺激されているようです。今度はきりん組のNくんが捕まえた黒くて小さい虫を見せに来てくれました。デッキに座っていると、いろんな子が遊びの成果を教えに来てくれます。

横のたき火ゾーンに目をやると、うさぎ組のSくんとぞう組の男の子たちが何やら楽しそうにお話をしています。どうやら見つけた虫を見せてあげているようです。「畑にもっとたくさんいるから行こう!」と誘われ、それに対して言葉を返すことはありませんでしたが、Sくんは一生懸命ぞう組さんたちの様子を真似をしてついていきます。離れたところでは、車に乗ったけどなかなか進むことのできないうさぎ組のAくんに、きりん組のMちゃんが話しかけています。異年齢の関わりには「下の子は刺激を受け、上の子は教えることで自信をつける」ねらいがあり、そんな様子があちこちで見られるので嬉しくなります。

後ろの方では金槌で釘をうつ音が聞こえています。砂場ではままごと遊びがずっと続いています。いろんなものを発見しては、みんなで驚きや喜びを共有している姿も見られます。こんな様子を見ていると、もっと夢中になって遊べる園庭に、もっと興味関心の尽きない園庭にしていきたいという思いが強くなってきます。まだまだ満足はしてませんので、どんどん変化していきますよ。

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