8年くらい前のことです。ある方に「もし自分が保育園の仕事から離れることになったとき、その後保育園がどうなっていくか不安があります。」と話したところ、「保育は公的な仕事。キミがいないとダメになるような園だとしたら、もしそんな保育園にしてしまっているなら、それは公的な仕事ではなく私的な仕事ですよ。」と言われました。誰が運営したとしてもその質を落とすことなく、むしろもっと深めていくような、そんな保育園にしていかなければいけない。そう言われてるんだと解釈しました。この解釈で合っているのかは分からないけど、でも保育は自分のためにするものじゃなく、子どもの発達を保障するために行うわけだから、誰かが欠けたら成り立たないということではいけないですよね。ということで、言われた言葉を思い出してはそのことを確認してきたつもりです。決して私的な仕事になってしまわないようにと。全然できてはいませんが。
土曜日に行われた夏祭り。計画から準備、当日の進行、スタッフや出演者への気配りなど、責任者となったスタッフが見事にこなしてくれました。また、各段階でしっかりとサポートしてくれていたスタッフもたくさんいました。今までと変わらないと言われるかもしれないけど、明らかに去年までとは違っていたというのが私の実感です。年数を重ねてきたことも当然ありますが、でもそれとは少し質が違うものも感じました。
保育は公的な仕事。100点満点ではなくても、みんなが考え、みんなが行動し、少しずつ目指すところへ向かって進んでいければいいんじゃないかと思います。いろんな人が出たり入ったりしながらも、少しずつでも進んでいければ。そのような方向へ進んでいくためには何が必要なのか、そのことを考えるのが自分の役割なんでしょう。そして何を考えているかを分かりやすく言葉にして伝えることも。
保育園は変わり始めています。さあ、これから楽しくなりますよ。
公的な場と時間で、皆で1つの責任を持つ仕事をしている事だということと。その中にある大人(保護者、職員、関わる人)も子どもも1人1人がそれぞれの暮らしや価値観、思いがあり。そんな2つがあるからこそ、状況に対してプラスに楽しんだり、認めたり、ぶつかり意見が交わせたり、安心があったりするんでしょうか。 変わっていくあさり保育園に、刺激をうけている1人で、職員から抜けた1人でもありますが、今の仕事の力になっています。 yukiko.s
返信削除yukikoさん、どこまでいっても公的な仕事です。その仕事を楽しむことができれば、公的なだけでなく永く続いていくんだと思います。難しいことですが、頑張っていきましょうね。
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