2013年7月12日

No.303 園庭のいろんな遊びの話

先週雨の話を書いたと思ったら、その後すぐに梅雨が明けてしまいました。今は夏真っ盛りといった感じで、園庭の遊びの様子も天気にあわせて変化してきました。プール遊びだけでなく、たらいに水をためて木陰で遊んでいたり、滑り台を利用してウォータースライダーを楽しんだり、水でグチャグチャになった土の感触を楽しんでいたりと、夏ならではの体験があちこちで見られるようになっています。水の冷たさを感じたり、土や泥のぬるぬるした感触を味わったりと、五感を通した刺激は子どもたちにとって楽しいものなんでしょうね。一瞬でその遊びに夢中になり、何度も同じことを繰り返している様子を見ていてそう感じます。自分から「やってみたい!」と興味を持ち、その遊びに没頭することで子どもたちは成長していくことを考えると、特定の季節にしかできず、だからこそ子どもたちも夢中になれる遊びは、大事にしなければいけないとあらためて思います。

話は変わりますが、今年は園庭にある木にたくさんの実がついています。もう終わってしまいましたが、ジューンベリーはたくさんの赤い実をつけました。ブルーベリーは今が食べ頃で、毎日誰かがチェックしては熟れた実を食べています。まだ小さいですが、ザクロの木とイチジクの木に小さな実がついているのを発見しました。そして今人気があるのがヤマモモです。今年は甘い実がたくさんついてるためか、木に登っては実をとって味わっている子が日に日に増えているように思います。中でもぞう組のAちゃんは特に木登りが得意で、いつもヤマモモがたくさん採れるところまでスルスルと登っていき、下で待っているくま組さんたちに実を取ってあげたりしています。

そんなAちゃんの様子を見ていて刺激を受けたのか、木登り経験のないくま組からも挑戦し始める子が出てきています。でもまだ慣れていないため、少し登ったところからなかなか上へ進むことができません。なのでしばらくすると諦めて降りてきます。さぞかし残念な思いをしているだろうと想像していると、本人はとても満足そうな表情だったりします。ヤマモモは採れなかったけど、そして望んだところまでは登れなかったけど、それでも少しでも登れたことが嬉しかったようで、「えんちょーせんせー、のぼれたよー!」と大きな声で報告してくれます。今年は無理かもしれないけど来年は登れるようになるんだろうなあとか、そんなことを考えながら私も園庭を楽しませてもらっています。



0 件のコメント:

コメントを投稿