夏休み限定の学童クラブを姉妹園のさくら保育園で実施しています。1ヶ月ちょっとの短い期間ですが子どもたちのいろんな姿を見ることができたと報告を受けてますし、学童クラブのあり方についていろいろ考えることもできました。そのさくら保育園の学童クラブの1日の流れの一部を紹介させてもらいます。
朝来たら、まず今日の自分の感情を確認することから始まります。「とても元気・とても気分が良い」「いつもと変わらず元気で気分が良い」「気分がのらない・元気が出ない」「体調が悪い・気分が悪い・悲しい気持ち」の中のどれに近いかを選んでもらうわけです。どの感情がいい悪いではなく、今の自分の感情を客観的に見つめることが目的です。次に自分の帰る時間の申告をします。その日1日の流れを家庭できちんと話をしておかなければいけません。
そして保育園と同じように当番が進行する朝の会があるのですが、当番の役割は保育園のそれとはずいぶん違っています。出欠状況を職員に伝えることや、その日のおやつのおにぎりは何味にするか意見をまとめて決定すること、おにぎり用のごはんの準備(米を量ってとぐ、炊飯器で炊くなど)なんかも当番の役目です。自分たちでできることは全てやってもらうことにしています。
朝の会が終わると学習の時間です。学校の宿題であるとか、各自で用意した課題に取り組む時間です。1年生から3年生までいるので、自然と教え合う姿が見られるのがこの時間の特徴でもあります。そして、これはちょっとした試みでもあるんですが、自分がどの分野に取り組んだかを自己申告する活動も行っています。個人ごとにケースを用意し、国語の分野に取り組んだら赤、算数の分野に取り組んだら青、科学の分野に取り組んだら緑の紙粘土の玉を入れる、といった感じです。そうすると、自分のケースを見て、何によく取り組んでいて何にあまり取り組んでいないかが一目で分かります。自分の学習状況を客観的に見ることができますし、こちらから促すべき分野もはっきりとしてきます。
その時間が終わると野外活動に出かけたり、自分たちで考えて決めた活動、例えば「バスで買い物に行き、みんなでホットケーキを作る」など、様々な活動を行っています。自分たちで考える。みんなで意見を出し合って、それを調整する。後にたくさんの知識を吸収するために好奇心の芽を育てる体験を重視する。そんなことを大事にしている学童クラブのほんの一部の紹介でした。
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