2014年4月29日
石見銀山トレイルラン
石見銀山から温泉津の沖泊までトレイルランをしてきました。27km、5時間30分の長旅でした。
石見銀山世界遺産センターからスタートし、仙山を通って佐毘売山神社へ行き、その後は要害山を超えて大森の街へ。そこからは銀山から銀を運んだ道である石見銀山街道を突っ走って温泉津の沖泊まで。と書いてますが、実はどこを通ったかよく分かってません。今は走ってる山は○○で…ということよりも、こんな木が園庭にあったらいいなあとか、そんなことばかり考えて走ってました。
今日走ったメンバーは半分が初めての方。保育園に勤めているという人もいました。
そして一番驚いたのは彼。
なんとショルダーバッグを提げたまま今日のトレイルを走りきりました。この格好で山の中を27kmですよ!ほんとにすごいです。本人はかなりきつかったようで「もう二度とこのカバンを持って走らない」と言ってましたが。
今回はとっても気持ちのいいトレイルでしたが、残念なのは最後の最後で道を間違えたこと。長ーい下り坂を調子に乗って疾走しているうちに曲がるべき道を通り過ぎてしまったようで、銀の道をつなぐことができませんでした。まあまた走りに行けばいいだけなんですけどね。
走り終えた後はもちろん温泉津温泉へ。
お湯が熱すぎてゆっくり入ることはできなかったけど、リフレッシュはできました。
いやー、楽しい1日でした。
2014年4月27日
映画「うまれる」の上映会が終わりました
映画「うまれる」の上映会が終わりました。
今回の上映会は、ある方のFacebookの投稿がきっかけでした。
全く知らなかったこの「うまれる」という映画。ここから「うまれる」について調べ始めたわけですが、調べれば調べるほど興味が沸いてきて、しかもいろんな意味で今上映会を行うべきだという思いが強くなり、あれやこれやと話し合いを重ねて今日の上映会に至りました。
参加者は大人62人、子ども5人、赤ちゃん2人、託児は8人。江津市内だけでなく、県内では邑南町、県外では鳥取県米子市、広島県福山市からも来てくださいました。
参加された方からは
「早く帰って子どもに会いたくなった」
「子どもを抱きしめたくなった」
「感情移入してしまった」
「自分にとっていい時期に観ることができてよかった」
といった感想をいただきました。どんな感想をもたれるだろう?と不安もあったので、ほっとしています。
命を受け継いでいくリレーが「うまれる」ということ。
うん、いい映画でした。
上映会に限らず、また何かやりたいなあと思っています。地域の中の保育園として何ができるか、まだまだ探していきますよ。
2014年4月24日
No.342 異年齢の関わりについて
上の写真はぱんだ組の食事の様子です。ぱんだ組の食事のテーブルにはぞう組の子が1人座ることになっていて、一緒に食事を食べています。一緒に食べることでぱんだ組の子はその様子を見ることができます。自分より上手に食べる、上の発達段階の子の様子を見て刺激を受けられるようにすることが目的です。異年齢で生活することの長所として「年少児は年長児から刺激を受ける」ということがありますが、遊びの面だけでなく、食事などの生活の部分でも刺激を受けることができるようにこのような方法をとっているわけです。とはいっても、お手本としてぞう組の様子をジーッと見ているわけではなく、その様子を感じながら食べているといった方が正確かもしれません。それでもこれを1年間続けていくことで、「小さい子のお手本となることで自信をつける」ことにもつながっていきます。この日はぱんだ組の子どもたちがいろいろ話しかけ、それに対してぞう組の子が受け答えをしながら、みんなで楽しそうに食事をしていました。
場面は変わってりす・うさぎ組のおやつの様子です。ここにもぞう組さんがお手伝いに来てくれています。おやつを食べる子がエプロンを着ける手伝いをしてくれているところです。この体験を通して「自分のできることをより確実なものにしていく、定着させていく」ことがねらいにあります。もちろんそうした関わりが得意な子もいれば苦手な子もいます。苦手な子はうまくいかなくて葛藤を感じることもあるでしょう。でも、その葛藤の中で自分の感情をコントロールすることは、とても貴重な体験となります。得意な子も苦手な子も、1年間の関わりの中で自分の感情をコントロールしたり、お互いの思いを調整したりといったことを学んでいってもらいたいと思います。
異年齢の関わりはあさり保育園で大切にしていることです。毎日の生活の中で刺激を受けたり、お手本となることで自信をつけたり、といった場面がたくさん生まれるように活動や環境を考えています。そしてこの異年齢と表現している言葉の中には、発達段階の違う関係だけでなく、発達段階の近い子どもの関係も含まれます。この近い子どもの関わりの大切さについても今後触れていきたいと思っています。
2014年4月22日
日本百名山ひと筆書き 田中陽希さん
3月の終わりに「日本百名山ひと筆書き」という企画(http://www.greattraverse.com/)があることを知りました。
概要は以下の通り。
1964年に出版された深田久弥随筆「日本百名山」で定められた100座を人力のみで繋ぐ。 未だ陸上と海上の両方を人力のみで繋ぎ合わせた記録はなく、前人未達の全く新しい挑戦である。 深田久弥の日本百名山が世に知られてから50周年を迎える2014年春。田中陽希は、日本が有する雄大な自然資源の魅力再発見へとその一歩を踏み出す。
日程:2014年4月1日 ~ 10月末(11月上旬)
出発地:鹿児島県・屋久島・宮之浦岳
最終到達地:北海道・利尻島・利尻岳
移動手段:陸上・徒歩 海上・シーカヤック
※出発地点から到達地点まで陸路はすべて徒歩。海上移動はシーカヤック。宿泊は基本テント泊。
挑戦されるのはプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さん。「すごい企画だなあ!」と興味をもってしまいあれこれ調べていると、なんとあさり保育園の前を通過することがわかりました。もし子どもたちが保育園にいる平日に通過するのであれば、そのときは道路で待っていて保育園に来てもらおう!そう勝手に決めてしまいました。
そして待つこと3週間、ようやくその日がやってきました。4月21日(月)は浜田市がスタートです。ということは恐らく午後にあさり保育園前を通過されるはず!こうなると何もしないわけにはいきません。ちょうど副園長のMさんと調理師のKさんが用事で出かけることになっていたので、田中陽希さんを見かけたら声をかけてほしいと伝えました。そしてMさん、Kさんは途中で会うことができ、保育園に寄ってもらえないだろうかと話したところ、なんと「いいですよ」とうれしい返事をもらえ、本当に保育園に来てもらうことができました。
保育園に来てくれた田中陽希さんは持っていた荷物の中身を説明してくれたり、実際に使用しているテントを広げて入らせてくれたりと、子どもたちとたくさん関わってくれました。
そして日本地図にこれから進むルートを書いて旅の説明もしてくれました。「自分も日本全国のいろんなものを見て不思議だなあと感じるものをたくさん見つけるから、みんなも不思議だなあと感じるものをたくさん見つけてくださいね」というメッセージも。私たちも大事にしている不思議さを感じる好奇心を田中陽希さんも大事にしていることがわかり、この出会いがさらに嬉しいものになりました。
「あさり保育園に寄ってもらえませんか?」と急に声をかけたのにも関わらず、その申し出を受けてくださり、そして子どもたちにたくさんのワクワク感を与えてくれました。田中陽希さん、ありがとうございました!
ちなみに田中さんにはカメラマンがずっとついておられました。もしかすると今日の様子がテレビで放送されるかもしれません。放送されるとしたら5月24日(土)だそうです。正式に決まったらお知らせしますね。
NHK BSプレミアムにて放送
グレートトラバース 〜日本百名山ひと筆書き踏破〜
5本シリーズの第1集 5月24日(土) 屋久島〜九州〜中国〜四国地方(予定)
2014年4月18日
No.341 鳥の話とバスごっこの話
先週の話ですが、いろんな形に発展しそうな子どもたちの姿が見られたので、ここでも紹介しておきます。まずは鳥の図鑑の話。朝のことですが、保育園で鳥が1羽死んでいました。その鳥を見た子どもたちは「この鳥はなんという鳥だろう?」と疑問を持ち、「そうだ、図鑑で調べよう!」と言い出す子が出てきて、みんなで図鑑を調べ始めました。でも保育園にあるのは魚とか動物とか植物の図鑑で、残念ながら鳥はのっていません。そこでぞう組のNくんは「鳥の図鑑がほしいなあ」と考え、保育士のところに相談に行ったようです。その保育士は「みんなにその思いを話して、みんなも欲しいということになれば園長先生に頼みに行ったら?」とアドバイスをしてくれました。Nくんはその日の夕方のお集まりで、ちょっと緊張しながらもみんなに鳥の図鑑が欲しいことをアピールし、みんなも「欲しい!」ということで意見がまとまり、お集まり後に私のところへ「鳥の図鑑がほしい!」と言いに来てくれました。そんなやり取りがあって購入することになったのが上の図鑑です。その後も鳥に対する関心は続いていて、鳥を集めるための鳥小屋が設置されたりもしています。
そして次は別の日にあったバスごっこの話。保育士が大きな赤いワゴンで物を運ぶ作業をしていると、それを使って遊びたいと子どもたちが言ってきて、そのワゴンに友だちを乗せて遊び始めました。大きな木のベンチに座ってワゴンに乗る順番が来るのを待つ子もたくさん出てきて、その様子を見ていた保育士はバスごっことして発展するのではないかと考え、「バス停を作ったらおもしろいかも」と提案したようです。即席で“はたけ前”というバス停を作るとかなり盛り上がってきて、20人近くの子どもが引っ張る人、乗る人、並んで待っている人に分かれて楽しんでいました。今は更に発展してきて、バス停は3カ所になっています。
例えば鳥の図鑑の話のように、子どもたちの中で意見がまとまった提案を叶えてあげることもあります(同じように将棋セットを準備したこともありました)。そしてバス停の話のように、更に遊びが盛り上がりそうな提案をすることもあります。どちらも子どもたちの興味関心が高まってほしいという思いです。興味関心の高まりから子どもたちの遊びが発展していくのを、私たちも一緒に楽しんでいるという話でした。
2014年4月11日
No.340 自立について考えてみました
絵本を読んでいる子どもの横を通ったときに「ねえ、この字は何て読むの?」と聞かれることがあります。「えーと、これはね…」と、聞かれた字を含めた文章全部を読もうとすると、「あー、他の字は分かるから読まなくていい」と言われてしまいます。また、服のボタンをとめることができず「やってー」と頼まれることもたまにあります。周りに助けてあげられそうな子がいない場合はやってあげるんですが、一番上をとめて次のボタンに手をかけようとすると、「他のボタンは自分でできるからいい」と言わんばかりに体を背けたりします。こんな子どもたちの姿を見ながら、これって自立の大事な部分だよなあとつくづく感じます。
自立って、何でも一人でできてしまう力、大げさに言えば無人島でも一人で生きていけるサバイバル能力を身につけることのように思ってしまいがちですが、そうではないですよね。上に書いた子どもの姿のように、自分でできることと自分ではできないことを知り、できないことを誰かに頼めるようになること、「助けてほしい」と言えるようになることが自立なんだと思います。自分ができないことを知るためには、その反対の自分ができることや自分の得意なことはこれだと確信を持つことが必要です。その確信が持てるようになるためには、自分のできることや得意なことを周りから認めてもらう経験が大事で、その経験が自信や自尊感情の育ちにつながります。自尊感情が育ち、自分のできることや得意なことが見つかると、反対に自分ではできないことがはっきりと見えてきて、他人に頼むことができるようになるというわけです。
できないことがはっきりして「助けてほしい」と言えるようになった次の課題は、他人から「助けてほしい」と求められたときに自分のできることや得意なことで貢献することです。私たちは様々な人と共に社会を形成して生きています。社会は、様々な人がそれぞれの得意分野で力を発揮し合うことで成り立っています。そうでなければ成り立たないと言った方が正しいかもしれません。なので、社会で生きる力をつけていくために、できないことを「助けてほしい」と言うことや、さらには助けを求められたときに得意なことで貢献するということを、保育園の生活のいろいろな場面でしっかりと体験してもらいたいと思っています。
「助けて」「手伝って」と言えること、人から求められた時に動けるようになることは、社会の一員としての意識が育つということ。私たち大人も社会の一員として「手伝ってー!」「よし、手伝おう!」と声を掛け合う姿を見せていきたいですね。
自立って、何でも一人でできてしまう力、大げさに言えば無人島でも一人で生きていけるサバイバル能力を身につけることのように思ってしまいがちですが、そうではないですよね。上に書いた子どもの姿のように、自分でできることと自分ではできないことを知り、できないことを誰かに頼めるようになること、「助けてほしい」と言えるようになることが自立なんだと思います。自分ができないことを知るためには、その反対の自分ができることや自分の得意なことはこれだと確信を持つことが必要です。その確信が持てるようになるためには、自分のできることや得意なことを周りから認めてもらう経験が大事で、その経験が自信や自尊感情の育ちにつながります。自尊感情が育ち、自分のできることや得意なことが見つかると、反対に自分ではできないことがはっきりと見えてきて、他人に頼むことができるようになるというわけです。
できないことがはっきりして「助けてほしい」と言えるようになった次の課題は、他人から「助けてほしい」と求められたときに自分のできることや得意なことで貢献することです。私たちは様々な人と共に社会を形成して生きています。社会は、様々な人がそれぞれの得意分野で力を発揮し合うことで成り立っています。そうでなければ成り立たないと言った方が正しいかもしれません。なので、社会で生きる力をつけていくために、できないことを「助けてほしい」と言うことや、さらには助けを求められたときに得意なことで貢献するということを、保育園の生活のいろいろな場面でしっかりと体験してもらいたいと思っています。
「助けて」「手伝って」と言えること、人から求められた時に動けるようになることは、社会の一員としての意識が育つということ。私たち大人も社会の一員として「手伝ってー!」「よし、手伝おう!」と声を掛け合う姿を見せていきたいですね。
2014年4月6日
4月4日と5日のこと
4日の午後に石巻入りし、結のいえの様子を見学させてもらう。
1年前はまだ形を作っている最中だったけど、
ずいぶん形が出来上がっているように感じた。
合間をみて湊水産へたらこを買いに。
1年前は自宅だったところが新店舗になるようで、工事の真っ最中だった。
1年前と今回とちょっと立ち寄っただけなので
中で何が起きているかは全くわからないけど、
次に石巻に来たときもまた来ようと思える場所になった。
ちなみにここのたらこはホントに美味しい。
つぶつぶ明太子、しそめんたいの焼きたらこ、イカの塩辛。
子どもも食べられる明太子で、ここの明太子は絶対におすすめ。
夜は結のいえのスタッフのみなさんに
あさり保育園とさくら保育園のことを話させてもらう。
話すべきことを話せたかどうか、正直自信はない。
そもそも話すべきことは何なのか。
そんなことすら分かってないのかもしれない。
人に何かを伝えるのってホントに難しい。
研修が終わるとプロジェクト結の事務所へ。
以前もそうだったけど、話をしながらもそれぞれがそれぞれの作業に没頭する。
お互いの邪魔をすることなく、でも言うべきことはきちんと言い合いながら。
石巻にはこうやって1日1日を積み重ねてきている人たちがいるからこそ
動き続けることができているんだなあと、
やはり1年前と同じことを感じた。
結のいえのサイボウズにも参加させてもらうことになり、
日報等を読ませてもらった。
まだ作り上げている途中でもあるのでこれから課題はたくさん出てくると思う。
その課題を一緒に考えさせてもらうことに対して、
大変さよりも楽しさを感じてしまう。
じっとしてるとか、現状維持とか、仕事を増やさないとか、
そういう考え方をすることはどうも性に合わないらしい。
ただこうしたこともあさり保育園とさくら保育園のことを考える上で
絶対にプラスになると思ってるので余計にやめられない。
朝起きてごはんを食べて出発の準備をしていると大きな声で歌う人が。
起きて1時間も経っていないはずなのに。
周りを巻き込んでしまうくらいのパワーを持っている人は
いきなりトップスピードになる。
自分のようにまずは喉の調子を整えて、体をしっかりと目覚めさせて、
大声を出しても問題ないか周りの状況を確認して…
なんてことをしてからでないと動けない人とは全く違う。
非難しているわけではなく、どちらかというとうらやましく思ってるくらい。
この熱がここまで多くの人を巻き込んできたんだろうと思うと
その熱をもっと感じて、しっかりと巻き込まれて、もっと影響を受けてみたいと思う。
そんなに飛ばしててスタミナはもつだろうかと心配になったりもするけど
多分そういう人のスタミナは自分のそれとは全く違うはず。
ところであの時歌っていたのは何という歌だったのか。
ディズニーが松たか子で…と教えてもらったけど、全く思い出せない。
石巻から仙台。そして仙台から新幹線で東京へ。
宮城県の景色を見ながら、来月もまたここに来ることを思い出す。
その次はいつになるんだろうとぼんやりと考える。
今のところは予定はなし。
でも何かのきっかけでまだまだ来ることになりそうな気はする。
午後からはオリンピック記念青少年総合センターでプロジェクト結の報告会。
実に多様な方々が参加されていた場で、これまた新たな刺激を受けることに。
現地で一日一日を積み重ねてきた人の報告。
現地にはいないけど、自分の得意分野で活動を支えてきた人の報告。
現地でも、現地以外でも、全力で動き続けている人からの課題の提案。
また、会自体のメリハリのある雰囲気。
様々なことが勉強になった。
自分のできていないことをまざまざと見せつけられた感じで情けなくもなったけど、
まだまだできることはあると思えたことは大きなプラス。
偉くないと言われている理事長がなぜ偉くないのか。
そのことも印象的だった。
(ちなみにこの理事長はすごい人)
方法は示さない。みんなで方法を見つけていこうと言う。
でも「みんなでこっちに向かっていこう!」という方向は
言葉の端々から感じられた(気がする)。
静かな情熱のようなものも伝わってくる。
周りの人もその理事長に依存している感じはない。
みんなが自分のできることを自問しながら動いている感じ。
何もしないのが理想のリーダーと思っているけど、
決して何もしないわけではない。
大事な何かをしていながら何もしない。
何もしないために大事な何かをする。
うーん。
プロボノという言葉も聞いた。
各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして
社会貢献するボランティア活動全般のこと。
島根県にいて保育園を運営していて、という立場にありながらも、
そこからでもできることがある。
やらなくてもいいことなのかもしれないけど、
自分の経験が活かせる場があると考えるからこそ動きたいと思う。
子どもに対する親の思い、保育園の思いでおそらく一番大きいのは
「自立」してほしいというもの。
自立とはひとりで何でもできてしまう力を身につけることではなく、
自分の得手不得手を理解し、得意なことで他者を助け、
苦手なところは得意な人に「手伝って」と言える力だと思う。
社会はそうやって成り立っているし、そうでなければ成り立たない。
これってプロボノと同じことではないかと。
子どもたちが「自立」していくことをサポートするためにも、
大人が「自立」とはこういうことだと行動で示していくことが大事だと思う。
プロボノ。プロボノ。
しばらく考え続けることになるんだろうなあ。
報告会を早めに抜け、近くにあった「渋谷はるのおがわプレーパーク」へ。
こうした取り組みは増えていて、見る機会も多くなった。
保育園の園庭を考える上で参考になる部分が多い。
もうしばらくはプレーパークを見つけたら観察してみようと思う。
全く関係ない話だけど、
松江の彩雲堂というお店の生菓子が紹介されてるのを見つけた。
日本橋三越で開催中の全国銘菓展に出店しているようで、
そこで販売しているのが特製生菓子「百獣の王」。
これはぜひ食べてみなければ。
2014年4月5日
石巻に来ています
2014年4月3日
No.339 平成26年度がスタートしました
平成26年度になりました。新しいクラスになったことをお祝いする進級式、そして11名の新しい友だちを迎える入園式を終え、あさり保育園の活動が始まっています。年度の初めということで、保育園という場について思うところを書いてみますが、保育園って今でもいろんな捉え方をされているんですよね。幼稚園とは違って教育の場ではないとか、単に保護者の代わりに子どもを預かる場であるとか。残念ながら世間ではまだそんな捉え方が主流なんだろうと想像しています。国でされている保育園についての議論でも、そんな考えを持っている人が多いなあと感じることは少なくありません。
でも、私たちはそんな場とは考えていません。保育園は子どもたちの発達をきちんと促していく大切な場。そのために私たちがいつも注目しているのは「子どもたちが自ら発達しようとする力」。その力を引き出すことを意図して環境を整え、活動を計画しています。そうした意図が乳幼児期に必要な教育であり、それを保護者のみなさんにも、社会に対しても分かりやすく伝えていくことが私たちの役割なのですが、まだまだうまく伝えられていないのが現状です。その点は少しずつ改善していきます。そしてみなさんからも「この部屋にコレが置かれているのは何故?」とか「どうしてこういうグループで活動するの?」とか「この活動にはどんなねらいが?」とか、気になることがあれば何でも聞いてください。あさり保育園のスタッフは質問されることを喜ぶという習性があります。丁寧に、思いを込めて説明させてもらうので、ぜひどうぞ。
また、保育園は保護者のみなさんと一緒にお子さんの育ちに関わっていく場だとも考えています。私たちにもみなさんにも、子どもたちが自ら発達しようとする力を引き出すために、それぞれの役割があると思っています。どちらか一方だけあればいいというものではありません。親子の関わりはもちろん大事。同じように保育園での生活や、地域の人やたくさんの子どもたちとの多様な関わりも大事です。その両方がスムーズにいかないこともあるかもしれませんが、そんな時には励まし合いながら進んでいければなあと思っています。『共に』進んでいきたい、という思いです。
さて、今年度のあさり保育園は「和」をテーマにして1年間活動していきます。和食とか和服とかの「和」です。私自身反省していることなのですが、様々な『日本的なもの』に囲まれながら、あまり丁寧に意識を向けていなかったのがこの「和」かもしれません。この1年間の活動を通じて、私たちも「和」と楽しく丁寧に触れていこうと思います。和菓子とか漬け物作りとか、落語体験なんかも楽しいかもしれませんね。
でも、私たちはそんな場とは考えていません。保育園は子どもたちの発達をきちんと促していく大切な場。そのために私たちがいつも注目しているのは「子どもたちが自ら発達しようとする力」。その力を引き出すことを意図して環境を整え、活動を計画しています。そうした意図が乳幼児期に必要な教育であり、それを保護者のみなさんにも、社会に対しても分かりやすく伝えていくことが私たちの役割なのですが、まだまだうまく伝えられていないのが現状です。その点は少しずつ改善していきます。そしてみなさんからも「この部屋にコレが置かれているのは何故?」とか「どうしてこういうグループで活動するの?」とか「この活動にはどんなねらいが?」とか、気になることがあれば何でも聞いてください。あさり保育園のスタッフは質問されることを喜ぶという習性があります。丁寧に、思いを込めて説明させてもらうので、ぜひどうぞ。
また、保育園は保護者のみなさんと一緒にお子さんの育ちに関わっていく場だとも考えています。私たちにもみなさんにも、子どもたちが自ら発達しようとする力を引き出すために、それぞれの役割があると思っています。どちらか一方だけあればいいというものではありません。親子の関わりはもちろん大事。同じように保育園での生活や、地域の人やたくさんの子どもたちとの多様な関わりも大事です。その両方がスムーズにいかないこともあるかもしれませんが、そんな時には励まし合いながら進んでいければなあと思っています。『共に』進んでいきたい、という思いです。
さて、今年度のあさり保育園は「和」をテーマにして1年間活動していきます。和食とか和服とかの「和」です。私自身反省していることなのですが、様々な『日本的なもの』に囲まれながら、あまり丁寧に意識を向けていなかったのがこの「和」かもしれません。この1年間の活動を通じて、私たちも「和」と楽しく丁寧に触れていこうと思います。和菓子とか漬け物作りとか、落語体験なんかも楽しいかもしれませんね。
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