
分かりにくいかもしれませんが、上の写真は年長児のリレーの対戦表です。当日の放送にもあったように、運動会前から競争を重ねてきました。作戦を立て、順番を変えたりしながら競い合った結果は、赤が8勝、白が5勝です。前半はほとんど赤が勝っていたのが、だんだん白も勝つようになってきています。勝負を繰り返す中で作戦を立てる話し合いは両チームとも上手になっていったと思いますし、勝ちたい思いはどちらも強くなっていったと想像しています。運動会当日だけを見れば白の勝利ですが、やはりそこに至るまでの過程を大切にしたいですし、だからこそその部分をいかにみなさんに伝えるかを考えなければいけないと思っています。子どもたちの「今」を見てもらうことで、その背景にある様々な体験の積み重ねを感じてもらうことは、行事の目的でもあると考えているからです。
運動会の次の行事は発表会です。ここでは言葉と表現の育ちを見てもらうことが目的です。そして子どもたちの「今」だけでなく、その背景の保育園での様々な体験を感じてもらうことにももちろん力を入れていきます。日々の生活、子ども同士の関わり、身の周りのものに触れることなど、様々な体験によって言葉や表現の土台が作られていきます。大きな青虫を見つけた子どもが、その嬉しさを共有しようと友だちを呼んでいました。青虫をつつくと汁を出し、それを気持ち悪がって悲鳴をあげています。外見や動きをじっくり観察し、見たこと感じたことをそれぞれの言葉で伝え合っています。青虫の動きを真似したりもしていました。よくある出来事ですが、育ちにつながる大事な要素がたくさん詰まっています。
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