2016年4月1日

No.439 28年度がスタートしました

今日から平成28年度のスタートです。新入児が加わることで、新たな子ども同士の関係が生まれ、昨年度までとは少し違った子どもたちの姿が見られるようになると思います。私たちの役割は「子どもたちの姿をよく見て、子どもたちが成長していくために必要な環境を用意すること」です。昨年度までのことにとらわれることなく、必要な変化は積極的に行っていきます。なぜ変化をするのか?そのことによって子どもたちはどのような姿を見せているのか?そんなことも保護者のみなさんにもお伝えしていき、保育園のことをより知ってもらえるようしたいと思います。

今年もテーマを決めて保育を行っていきます。昨年度は「四季」でした。そして今年度は「季節を味わう」です。単に季節を味わうのではなく、そのことによってより子どもの活動が促され、興味関心も高まっていくことがねらいなので、どう保育の中に取り入れていくかは、まだ悩んでいる最中です。いろんなことを試しながら、保育の中での季節の味わい方を見つけていこうと思います。さっそく8日(金)にはお花見をするんですが、そのときに食べる巻き寿司作りを花見の前に行う予定にしています。調理体験は遊びにつながりやすく、ままごと遊びや製作活動にも巻き寿司を作った体験が活きてくるんじゃないかと思っています。そうしたつながりにもちゃんと焦点を当てて、そこから更に展開していくよう働きかけたりと、つながって発展していく保育のカタチも大事にしていきたいと思います。

子ども、特に乳児にとって保育園という場がどのような意味を持っているのか、その研究を継続して行っていきます。最近は、保育園が決まらない保護者の声が大きな反響を呼び、1人でも多くの子どもが入園できるように保育制度の見直しが検討されています。保育士の処遇が良くないということで新たな制度もできましたし、まだまだ検討は続いています。これらは当然必要なことだとは思いますが、一番聞きたい「子どもにとってより良い保育は?」という話がなかなか聞こえてこないことはとても残念に思っています。なぜその話が表に出てこないのか、とても不思議です。保育園は0歳から6歳までの全ての子どもにとってより良い体験のできる場でなければいけません。そのためにも、子どもたちが保育園での生活や関わりの中でどんな力をつけているのか、成長のためにはどんな環境が必要なのかといったことを明らかにしていくのは大事なことです。保育園での子どもたち、特に乳児の姿をよく観察し、保育のあり方を研究していきます。その研究から見えたことを整理してみなさんにもお伝えしたいと思っているので、このことも楽しみにしておいてください。

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