2011年7月15日

No.202 ひとりごとをブログでも

5月に行った第三者評価のアンケートがまとまったようです。ご協力ありがとうございました。たくさんの方が提出していただいたアンケートと園で行ったヒアリングの結果と合わせて、来月には結果を見ていただけるようになると思います。島根県西部では初めて第三者評価を受審した園となるわけですが、そこには「保育は子どもと保護者だけがわかっていればいい」というものではない、そんな思いもあります。社会全体で乳幼児教育すなわち保育の重要性を共有したい、そのためにも現状を第三者に対してさらけ出してどう見られるか、どこまでその重要性を伝えることができるかということを、一度つかんでおき、整理をしたかったという思いです。

私たちは決してその場しのぎの保育は行いません。今この瞬間の形を整えることに集中するあまり個々の発達を無視してしまい、結果として将来子どもに大きな歪みが出てしまうようなことは絶対にしてはいけないことです。子どもが社会に出たときにどんな風に個々の力を発揮して他者と共に生きていくのか、そこにつなげていくためには乳幼児期にどんな体験をすべきなのか、そんなことを大事にしなければいけないと思っています。そのためにも個々の発達をそのときそのときできちんと保障する必要があり、それが「子どもたちが今をよりよく生きる」ことだと考えています。そんなことを今回改めて考えることができました。

で、こうしたことをいかに第三者、つまり地域の方や社会に対して発信していくかですが、こちらから働きかけをしていかないことには何も変化はありません。「この“園長のひとりごと”を保護者だけでなくもっと広く発信してみてはどうですか?」との評価機関の方からの提案もあり、まずはブログ形式で発信してみることにしました。タイトルはそのまま『園長のひとりごと』、ブログのアドレスは『http://ecbalance.blogspot.com』。ecbalanceには乳幼児期は「養護(生命の保持と情緒の安定)」と「教育」のバランス(「e」ducationと「c」areのbalance)が大事であるという思いを込めて…とこれはどうでもいいことですね。これを機に中身が充実するといった変化はないでしょうが、子どもたちの育ちのため必要なこと、みなさんと共に大事にしていきたいことなどを、じっくりと発信していきたいと考えています。こんなことコツコツ続けていくことくらいしか今は思いつきませんが、今後もよろしくお願いします。

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