2013年3月1日

No.284 成長展を楽しみましょう

明日はいよいよ成長展。今回で3回目となるこの成長展は、あさり保育園の大きな行事として、子どもたちの1年間の成長を確認してもらう場として、大事に大事に作りあげてきました。明日は園舎内にたくさんの子どもの作品が飾られるわけですが、これを「作品展」と呼ばずに「成長展」としている点も大事なこだわりの1つです。「作品展」として、子どもたちが様々な趣向を凝らして作った作品を展示することも方法としてはあるのかもしれません。でも、子どもにとっての本当の作品とは何か?と考えたとき、やはり1年間で子どもがどれだけ成長したか、その姿こそ一番立派な作品なのではないかというのが私たちの思いです。例えば絵であれば、今何が描けるかではなく、どのように描けるようになったか、を大事にしたいと思っています。

今年の成長展で初めて登場する、でもこの成長展ならではのモノもあります。ぱんだ組さんが「いっぱい」とか「ちょっと」などの量をどのように把握していくか、その様子を記録したモノがそうです。ぞう・きりん・くま組さんの昼食がバイキング方式で行われていることはご存じだと思います。毎日自分はどれだけ食べられるかを考え、食べたい量を「いっぱい」「ちょっと」などの言葉で伝えるわけですが、そのためにはまず自分にとっての適量を知ることは必要ですし、更には人に伝える「いっぱい」「ちょっと」の言葉の意味を学んでいくことも必要です。

ぱんだ組さんがどのように適量を掴んでいき、伝え方を学んでいくかは以前も書いたので省略しますが、「いっぱい」「ちょっと」と言葉で伝えて食事量を決めていく方法に切り替える時期は、「いっぱい」「ちょっと」の意味を理解してきた頃ということになります。で、それを知るために「こっちの瓶にはシールをいっぱい貼ってね。もうひとつの瓶にはちょっとシールを貼ってね。」と声をかけてシールを貼ってもらう、ということをやってきました。その時に子どもたちに取り組んでもらったものを今回は展示します。まさに子どもが成長している様子が表されたもので、成長展ならではのものだと思っています。そんな展示を初めとし、他にもたくさんの成長の様子が並ぶ明日の成長展、みんなで楽しみましょうね。



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