2015年2月19日

No.383 ごっこ遊びはどのように展開していくのか

2週間後の3月7日(土)に成長展が行われます。少し早いですが、今回の成長展についてちょっとだけ説明をさせてもらいます。この行事は今回が5回目となり、どのような行事なのかほとんどの方が理解してくださっていると思いますが、初めての方もおられるので目的と内容を簡単に書いておきます。

成長展という行事は、1年間に子どもがどれだけ成長してきたかを親子で楽しみながら見ていただくものです。当日は 園舎全体に子どもたちの作品を展示してあり、その作品の中から自分のお子さんのものはどれかを当ててもらうクイズに挑戦してもらいます。作品というと、何か見栄えがいいように作り上げたものを想像されるかもしれませんが、そうではなく、『1年間で成長した子どもの姿』こそが作品と捉えています。具体的にいうと、例えば1年間でどのくらい身長や体重に変化があったか、どの時期にどんな絵を描いているのか、保育園の食事で何が好きか、どんな遊びが好きか、といったことを様々な形で作品として展示します。そして、クイズと言っても当てることが一番の目的ではなく、考えることを通して1年間のお子さんの成長をじっくりと実感していただくのが大きな目的です。

こうした目的のもとに成長展が行われるわけですが、今回は昨年まではなかったものを用意しています。その1つが「子どもたちのごっこ遊びがどのように生まれてきて、どのように展開していくのか」を知ってもらう掲示物です。実は今年度からT保育士を中心に「乳児が持っている他者と関わる力」について研究をしていて、まずは関わりの入り口である「他者を見る」ことに注目してきました。その研究を進めていくうちに、乳児が他者をすごくよく見ていることが分かり、同時に乳児からの他者と関わりがどれだけ大事なのかも分かってきました。例えばぞう組・きりん組・くま組の子は友達と頻繁に関わりながら生活や遊びを行っているのですが、その関わる力はある年齢になると突然身につくのではなく、乳児期に他者を「見る」経験があるからこそ他者を真似する行動が生まれ、次はそれを発展させ…といった感じで他者と関わる力につながっていくわけです。ごっこ遊びにしても、突然ままごと遊びを始めたり、美容院ごっこを始めたりするのではなく、そこに至るまでにはそれぞれの時期に必要な体験があります。そのことを感じてもらう掲示物です。わが子の“今”がどんな力につながっていくのか、“今”の姿は過去のどんなことからつながっているのか。じっくりと見てもらいたい「作品」です。



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