2015年6月12日
No.399 日本2百名山と数
昨年の4月21日、日本百名山ひと筆書きに挑戦しておられた田中陽希さんがあさり保育園に立ち寄ってくれました。園児達に旅の装備を見せてくれたり、旅の行程を丁寧に説明してくれたりと、たくさんの関わりを持たせてもらいました。その陽希さんは昨年10月26日に無事日本百名山ひと筆書きを踏破されたわけですが、なんと今は日本2百名山ひと筆書き踏破に向けて歩き続けておられます。日本2百名山は昨年踏破された日本百名山を含む200の山で、今回登るのは昨年登った日本百名山を除いた100の山です。ここからが本題なのですが、どうやら今回の旅でもあさり保育園に立ち寄ってくれる計画があるという情報を手に入れました。そんなうれしいことが分かると何かしたくなりますよね。昨年は日本地図を使って足跡を辿ったわけですが、今年は少し違ったおもしろいものをF保育士が考えてくれたので、それを紹介します。
今回は陽希さんの旅を通して「数の基本」に触れることにし、陽希さんコーナーを用意しました。その内容は次のようなものです。
【特徴その1】
陽希さんが山に登るたびに、その山の高さに合わせた山型の画用紙を順番に貼っていきます。それを隣の山と比べたりしながら「今日の山は昨日の山より高いね」とか「同じくらいの高さの山が続いてるね」とか、算数の大小比較を具体的に体験してもらいます。
【特徴その2】
そしてこの台紙は縦に10、横に10の枠があり、左下から順に山を貼っていきます。その際に「今日登った山は左から2番目、下から3番目の枠の中に貼っておいてね」と声をかけたりして、上下左右の位置関係を知るための具体的な体験をしてもらいます。
こうした具体的な体験を重ねることは小学校以降の学びの基礎になるわけですが、数を教え込もうというわけではありません。理屈を教えるつもりもありませんし、まだ子どもは意味を知らなくてもいいと考えています。では何もしなくてもいいかというと決してそうではなく、小学校で数を理解していくことにつながる具体的な体験は、生活や遊びの中で楽しみながら十分にしておいた方が絶対にいいと考えています。今回は陽希さんが再び来てくれることを楽しみに待ち、だんだん近づいてくるにつれてその楽しみが増していくように工夫し、その楽しみの中で「数の基本」に触れていく予定です。陽希さんの三瓶山登頂は11月28日の予定で、その後近くを通過されるんじゃないかと勝手に予想しています。冬の楽しみが1つできました。
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