あさり保育園には様々な個性をもった保育士や、様々な個性をもった調理師がいます。そのそれぞれの人が、それぞれの個性を生かしながら子どもたちと関わってくれていて、子どもたちはそこから人の多様性を感じ取ってくれているんじゃないかと思っています。このことは社会を学ぶ場でもある保育園にとって絶対に必要なことですが、それだけでは十分ではないと考えています。ではその他には何が必要か。それは何度も言っていることですが、保護者のみなさんや地域の方々の存在です。それぞれの立場からあさり保育園という場を支えてもらいたいと思っていますし、それは子どもたちの社会性の獲得につながっていくハズです。
保護者のHさんが「子どもたちに触らせてあげたい」とカジキの頭と尾ビレを持ってきてくれました。また、保護者のMさんが「なかなか見ることがないだろうから」とウナギを持ってきてくれました。決して物を届けてもらいたいと思って書いているわけではありません。子どもたちに「○○を体験させてあげたい」と考えてもらっていることがうれしいんです。
夏祭りのかき氷のシロップ作りのために、地域の方がアンズを提供してくれました。熟れそうな時期を連絡してくれ、子どもたちが採りやすいように周囲をきれいにしてくれていました。また、子どもたちが遊ばせてもらっている小川にカワニナ(蛍の幼虫のエサになります)が見つかったから取らないように伝えて欲しいと、わざわざそのカワニナを持って説明しに来てくれました。活動しやすいようにいつも遊び場を整備してくれている方ですが、それだけではなく、地域の自然を子どもたちと一緒に保っていこうと考えてもらっていることをうれしく思っています。
あさり保育園の保育活動は、多くの人に支えられています。もちろんそのことに甘えることなく、でもみなさんと共にあさり保育園という場を作っていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿