2017年8月15日

2017年8月

【地産地消】
何を今さらと言われそうですが、花の村では地産地消を食の柱の1つとして大事に考えています。地産地消のメリットについては既にみなさんも知っていると思いますが、旬のものをいつも新鮮なうちに食べられるとか、輸送距離が短いので鮮度がよく栄養価が高いとか、いろいろとあります。そして地元の食材を扱うことで、この土地や地域とやり取りすることになるのが大きいです。この地にどっしりと構えることと地域を創造し活性化していくことは切り離せないので、地産地消は外すことができません。毎日行われる『食べる』営みを通して地域と安定したつながりを持つことは、みんなで考え続けていきたいことです。

【N農園】
合歓の郷の建物の後ろに「N農園」があります。この名前は私が勝手にそう呼んでいるだけなのですが、合歓の郷調理員のNさんがコツコツと作り上げている3坪の畑です。今までに作ってきた作物は大根、カボチャ、キュウリ、トマト、スイカで、たくさんは栽培できないので食数の多くない合歓の丘で時々使われたりしています。今後は畑を少しずつ広げて収穫量を増やしたり、ジャガイモや玉ねぎなども植えたりすることを計画しているようです。

【自産自消】
Nさんが取り組んでいるようなことを「自産自消」という言葉で表現することもあるようです。規模を極端に大きくしていくことは難しいでしょうが、自分たちで作って自分たちで消費する「自産自消」はおもしろい活動だと思っています。地産地消の取り組みと直接つながるわけではありません。でも生産から消費の流れを実際に体験することで、地産地消が食の基本であると実感しやすくなるはずです。各事業所でもそれぞれの規模、それぞれのやり方で自産自消が行われていますが、無理のない範囲で楽しみながら継続してもらいたいと思います。

【失敗から学ぶ姿勢】
そんな地産地消のこと、自産自消のことを先日行われた合歓の郷調理担当者のミーティングの場で話をさせてもらいました。地域の食材を使う場合の課題がたくさん話し合われましたが、こうした話し合いを繰り返し、少しずつ花の村の地産地消の形を作ってもらうことを期待しています。私たちの事業で完成されたものはなく、改善が必要なことばかりです。だからこそみなさんの大胆な発想からの提案、その提案からの行動が大事です。もしうまくいかなかったとしても、みんなでそこから学ばせてもらいましょう。その姿勢こそがこれからの私たちに最も必要なことと考えてください。

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