2013年1月10日

No.277  テーマがあるとおもしろい!

2013年最初の園長のひとりごとです。今年もよろしくお願いします。新しい年になって早速いろんなことがありました。月曜日はドイツデー、ドイツの代表的なパン「プレッツェル」を焼いておられる方に来ていただいてドイツの話をしてもらい、その方が作られた焼きたてのプレッツェルをみんなで食べました。食べたのはそれだけでなく、ドイツと言えばソーセージ!ということで、地元のまる姫ポークのソーセージを園庭で焼いて食べました。ということで、美味しくて楽しい月曜日でした。




火曜日はドイツデーの続き。ドイツに行っているSさん(昨年度まであさり保育園のスタッフでした)とスカイプでテレビ電話をする機会もありました。Sさんは今ドイツで生活をしていて、現地で撮影したいろんな写真も披露しながら伝えてくれました。今更ですが、今はドイツと日本とで無料のテレビ電話が簡単にできる時代なんですよね。子どもたちが大人になる頃にはどんなことになっているんだろう?なんてことを、スクリーンに映るSさんをじーっと見つめる子どもたちの姿を見ながら考えていました。



さて、こうした取り組みですが、「世界を知る」というテーマがなかったら体験することはなかったハズです。テーマを設定して、そのテーマに沿って1年を過ごしていく、そのことのおもしろさを感じているところです。何か目新しい活動をねらっているわけではありません。新しいこと、派手なことをすることを目的にしてしまったらどんどんエスカレートしてしまい、保育園でのいろんな取り組みが何のためにあるのか、大事なことが見えなくなってしまいます。

子どもの育ちはいつの時代も変わりません。ハイハイをしている子がいたらハイハイが十分にできるように、歩き始めた子がいたら歩くことが十分にできるように、そのための環境を整えていくことが保育園の役割です。子どもの興味関心を高めて「もっと知りたい!」という思いを刺激することも、文化や考え方の違いなどが当たり前に存在することに触れることも、保育園の役割と考えています。変わらない子どもの育ち保障する保育園として、そのために必要な場を「世界」を切り口に考えているというわけです。世界の国々の多様さに驚いたり親近感を感じてみたりと、とにかく楽しみながらやっていきます。

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