2014年9月5日

No.360 和菓子の会からのつながりと広がり

8月末には『和菓子の会 〜見て、知って、味わって〜』というイベントが行われました。和菓子職人に来ていただいて子どもたちの目の前で和菓子を作ってもらい、それをじっくりと見て、そしてみんなで食べるという内容のイベントです。今年のテーマが「和」ということで、あんみつやわらび餅、水羊羹を作っておやつの時間に食べてきましたが、今回は職人の技に触れる機会をつくろうと、都野津町の「菓子処みなと」の職人さんに来ていただきました。当日の子どもたちですが、和菓子を作るときの手の動きや、丸くなったり花びらの形がついたりする様子をすごく集中して見ていました。

テーマを設けて活動していることには、そのテーマに沿って様々なものに触れるという目的もあります。和をテーマにしていなければ、恐らく今回のように和菓子職人に和菓子を作ってもらう活動はなかったと思います。テーマを切り口にすることで、今までは見過ごしていたものに注目することができたりします。地域には様々な仕事があることを広く知っていくためにも、テーマを切り口に様々な角度から取り組みを考えることを大事にしています。

テーマについて触れたので、運動会のことも少し。今年の運動会では、夏祭りでもしっかりと楽しんだ日本の伝統文化である相撲が味付けの1つとして登場します。といっても実際に相撲をするわけではなく、あさり富士というキャラクターが「どすこいパワーアップメニュー」に挑戦してほしいと手紙を送ってきて、その手紙に刺激を受けた子どもたちが積極的に運動遊びに挑戦してくれています。行事には日常の生活にメリハリをつける意味もありますが、その行事にテーマに沿った味付けをするだけでも、子どもたちの意欲は変わってきます。子どもたちが主体的に挑戦して成長・発達していく姿をみんなで喜ぶことが運動会の目的です。主体的な挑戦を促していけるよう、こうした味付けで楽しさを増していければと考えています。



話を和菓子に戻します。和菓子イベント後は砂場や制作ゾーンで和菓子作りをする姿や、作った和菓子を使って和菓子屋さんごっこをして遊ぶ姿がたくさん見られました。見て、味わった体験がその後の遊びにつながり、更に他の遊びにも広がっていくのが、遊びの面白さであり奥深さでもあるんですよね。





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