2014年10月3日
No.364 もくもくの日のグループ決め
10月のもくもくの日は保護者の方の参加も募っていて、現在のところ3名の方が参加されることになっています。もくもくの日の活動の趣旨や内容について、実際に体験することでより深く知ってもらいたいという思いがあります。子どもたちがどのように活動しているのか、地域とのつながりはどのように生まれているのかといったことを見てもらえる機会になると思うので、興味のある方はぜひご参加ください。
既にお知らせしましたが、今月のもくもくの日のグループは子どもたちだけで決めてくれました。「10月10日のグループは、ぞう4人、きりん4人、くま5人」「10月17日は…」と書かれているボードがあり、その数字を越えてしまわないよう考えながら自分の行きたい日を決めていきます。当然「○○ちゃん、一緒に行こうね」と友だちと相談して決めたりする子もいるので、どうしても人数がオーバーする日ができてしまいます。誰かが他の空いている日に移動すれば解決するのですが、じゃあ誰が移動するのか?を決めるのは大変なことです。大人でも同じ状況になったら悩みそうですね。
でも年長さんはそこでしっかりと力を発揮してくれました。それぞれに思いがあるのを認めながら、でも決めなければいけないので話し合って調整をしてくれました。全員が第一希望とはいきませんでしたが、納得のいく形を見つけてくれたようです。自分の行きたい日を自由に決められるというのは一見楽なことのように思えるかもしれませんが、今回のように最終的には自分たちの責任で調整をしなければいけないことが出てきます。それ以外にも、保育園では自分で選ぶ場面がたくさんありますが、それは自由には責任が伴うことを体験してもらうためでもあります。
社会に出ると自分で決めなければいけない場面がたくさんあります。そのときに戸惑ってしまうことのないよう、幼児期には楽しみながら自由と責任を体験してもらいたいと思っています。そして今回のように、意見の違いで衝突することも体験してもらいたいことです。そんなときに違いを感じて葛藤しつつも自信をもって自分を主張できるようになってもらいたいですし、お互いの自由を尊重するためにも個々の意見を調整できるようになってもらいたいと思います。
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