2014年10月17日

No.366 みんなでごはんを食べる日




14日(火)は「みんなでごはんを食べる日」でした。「えっ?そんなの当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、いつも一緒に食べている“みんな”とは少し違っています。今回はこの活動の話を。

この「みんなでごはんを食べる日」は0歳から大人まで、保育園にいる全員が一緒にごはんを食べる日です。以前から鍋料理の日にはこうした取り組みを行っていましたが、今回はごくごく普通のメニューの日でした。この活動の目的は①いろんな発達(食べ方)を知り、刺激を受ける・真似る②みんながそろうまで待つ③年上の子が年下の子のお世話をする思いやりの気持ち④おかずを分けて食べる→何個ずつ盛り付ければよいか考える(数の概念)といったことがあり、これは掲示板でもお伝えした通りです。



この日私は他の用事があって一緒に食べることができなかったのですが、特にぞう組さんは張り切って小さな子のお世話をしてくれたと保育士からたくさん話を聞かせてもらいました。4月から半年経ち、お手伝い保育などの活動もたくさん経験することで、小さな子に対しての関わり方がかなり変わってきているぞう組さん。普段の子ども同士の何気ない関わりの中でもそのことを感じさせてくれます。そんなぞう組さんの姿を見ているきりん組、くま組の子どもたちも、間違いなく刺激を受けています。そして少し驚いたこともありました。ぱんだ組のRちゃんがおかわりのごはんをよそっていたところに、同じくおかわりをしたいうさぎ組のKくんがやってきました。するとRちゃんはKくんの差し出した茶碗を無言で受け取り、ごはんをよそってあげたそうです。普段保育士のやっていることを見ていたこともあるでしょうし、この日の食事の場でぞう組さんの姿を見ていて真似をしたということもあると思います。このように、他者がやっていることを見て真似をするということは、子どもたちの成長には欠かせないことです。今回紹介したのは目的の①と③でしたが、今後この活動を行っていくことで、②や④についても興味深い姿が見られるのではないかと楽しみにしています。

11月末には発表会があり、それに向けた取り組みが始まっています。クラスに別れての取り組みが多くなりますが、その様子を他のクラスの子も見ることができるようにしています。“見ること”と“見られること”はどんな活動でも大切にしていきます。

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