おたのしみ会が終わりました。
この行事の目的は、子どもたちの言葉と表現の発達を保護者に伝えること。何か特別なことを仕込んで披露するようなことはありません。そのため拍手喝采のような場面はありませんが、「大きくなったなあ」とじんわり染み込んでくるような、そんな場面は数多くあったのではないでしょうか。
ここで見ることができるのは、子どものそのままの姿です。ですが、当然子どもの全てではありません。たくさんのお客さんを前にして、いつも以上に力を発揮する子がいれば、萎縮してしまう子もいます。見てもらっていることでギアが何段階か上がり、いつもはあまり見ることのない姿を見せる子もいます。そんな様々な心の動きを見せる子どもを出来不出来の基準で見ようとすると、正しく見ることはできません。
私たち保育者や保護者は、子どもたちの見せる姿から心の動きを推し量ったり、そこまでどんな体験をしてきたか、今日の経験が今後の活動にどうつながっていくかを想像したりすることが大切だと思っています。そんな目を真っ直ぐに向ける大人がいる環境が、子どもの成長(言葉や表現も)を促してくれます。
今日のおたのしみ会は、そんな思いの保護者に支えられた楽しい会だったと思います。子どもたちの姿に感動し、保護者の温かい気持ちに触れることのできた、とても嬉しい時間でした。
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