副園長のご主人はいつもおもしろい情報を届けてくれます。
「この本はおもしろかった」と本を届けてくれたり、
「この雑誌の記事はなかなかおもしろい」と
付箋をつけた雑誌を届けてくれたり、
ときには講演会の講演内容をまとめたものを届けてくれたり…。
しかも私が好む話題をよく知ってくれているようで、
届くモノの全てがおもしろいんですよね。
おかげで視野を広げることにもつなげられてるし、
そのことがヒントになって行動を起こしたことは何度もあります。
で、一昨日届いたものもかなりおもしろいモノでした。
「おむつ研究」は「コミュニケーション研究」である、という話。
おむつのことが中心の内容なんですが
おむつのことはちょっと置いといて、
こんな文章が頭に残りました。
『新生児が生まれた最初の数週間のあいだに
「私の発信するシグナルは(ごくわずかな身振りや身体の震えや
体温の変化だけで)適切に受信された」という経験をすることは、
その後の人生における対人コミュニケーションへの信頼の深さに
決定的な影響を与えるだろう。…これがそれから後の子どもの人生に
どれほど揺るぎない基礎を与えることになるであろう。
どれほどの「余裕」と「お気楽さ」と、「好奇心」を
もたらすことになるであろうか。』
最初の数週間と言わず、どの時期の子どもも
「シグナルを確実に受けとってもらえた」と感じられることで
自発的な活動につながっていくし
新しい世界への挑戦意欲につながっていくと思っています。
また、ここで書かれている「余裕」「お気楽さ」「好奇心」、
これも大事な力なんでしょうね。
大人が子どもに何をしてあげるかということの前に
まずは子どものシグナルに気づき、確実に受けとること。
これが子育てでもっとも大切なことなのではないか、
保育園で子どもたちの姿を見てきて強く思っていることです。
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