糸島で行われたセミナーに参加してきました。
「何故このセミナーに関心を持ったのか?」
といろんな人から聞かれたけど
それについては私自身もよく分かってません。
何故かわからないけど強く惹かれてしまった、
そんな感じです。
会場である懐庵の写真を撮り忘れてしまったので、
そこから見える風景の写真を1枚。
このセミナーで感じたことはまだまだまとめきれません。
お二人の思いがどのような絡み合いながら
語られていくのかワクワクしていましたが、
それらは最後までかみ合わなかったように思いました。
かみ合うとかかみ合わないとか
そんな簡単なものではないのですが、
まあごくごく簡単に言うとそんな感じです。
それが少し残念ではあったけど、
でも思いがぶつかり合う中で場が変化していく様子は
非常に見応えがありました。
ここには茂木さんの言われたことの中で
印象に残ったものを記録しておきます。
多様性について。
持って生まれたモノは人それぞれあって、
それを他者を鏡としてどう磨いていくか。
多様性は植え付けようとしなくても元々あるもの。
他人の心がわかるかわからないかという研究があって、
友達が周りにたくさん集まってくる子は
比較的相手の気持ちがわかる子が多いという統計がある。
相手の気持ちがわかって、
その相手に合わせて自分の言葉も変えられる、
そういう子の周りには自然と人が集まってくる。
でも、みんなが集まってくることだけが
いいとも言えないところがおもしろい。
他人の気持ちがわかればいいということではなく
わからなくてもいい仕事をする人がいるように
一人で園庭の隅で遊んでいるような子でも
その子にはその子の良さがちゃんとある。
批評性とは自分が動くこと。
これは違うと思ったら次に行って、
またこれは違うと思ったら次に行って、
「あっ、ここにあった」と思ったら
その人とずーっと一緒にいるということ。
本当にいい人を見つけるというのが批評性。
競争と協力のバランス。
競争することが悪いのではなく、
競争するときに同時にみんなで協力するとか
お互いの心を思いやるとか
そういったことが同時に行われないとバランスがとれない。
一人ひとりが孤立してしまっている。横のつながりが大事。
別れることができる関係。
人の絆が深まるのは、その人と別れることができるから。
別れられないと思うと違うものになってしまうと思う。
今回はお二人のお話を聞くだけでなく、
参加されたいろんな方々のお話をすることができました。
新しい花を開発されている方、
音に関する難しい仕事をされている方、
交通事故で高次脳機能障害を負われた方とそのお母さん、
出版社で編集をされている方、
ダンサーなど、
様々な方とのお話はとても刺激的でした。
ちなみにダンサーの方、
今年の夏に島根へ来られるようです。
ちょっとしたイベントをされる予定らしいので、
その時は遊びに行ってみようと思っています。
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