2012年2月17日

No.232 保育の基本

16日(木)に、山陰中央テレビの方が「もくもくの日」の様子を撮影に来られました。今テレビや新聞で盛んに取り上げられている鳥取県智頭町の森のようちえん「まるたんぼう」の取材をされているようで、その一環としてあさり保育所にも取材に来られました。この智頭町の「まるたんぼう」とあさり保育所がどんな関係にあるかというと、などともったいぶって紹介することでもないのですが、昨年9月に活動の様子を見学に行かせてもらったことがあるんです。「もくもくの日」の活動の参考に…という思いもありましたが、それ以上に子どもに対する目というか、子どもとはどういう存在で、だからどういう保育が必要かという保育観に共感したからというのが一番の理由でした。

せっかくなので、まるたんぼうのスタッフが書かれていたブログの一部を紹介させてもらいます。
『まず保育の基本!こどもを観察しなければこどもの様子がわかるわけがありません。だからスタッフがこどもとず~っと関わっていたら21人の様子なんか理解できっこありません。なので、見ます。とにかく知りたいので見まくります。まずは、一人一人がどんな表情でどんな動きをして誰とどう関わっているのか、それを4人のスタッフがこどもの心を読み取って、今日はこの子には何が必要で何を求めているのか、どんな関わりが必要なのか、そして、時間をかけて観察してきた中で「出来なかったことが出来るようになった」という新たな一面を発見し、そこから成長の度合いを図ります。その見極めが「見守り」だと思っています。直接、至近距離で会話をしなくてもその子に意識が向いていたらその時点で関わりです。手出し口出しの加減はそこから判断して行っているので、完全何もしないわけではありません。』

園舎を持たず一日中森の中で活動するという、保育園などとは少し違う取り組みとして捉えられていることも多いと思うのですが、保育の基本には違いはないんですよね。まずは子どもをよく見て、その子の発達、その子の力を把握し、その子にとって本当に必要なことを援助する。そして子ども自ら知りたい!やってみたい!と思うような場を用意する。その場が「まるたんぼう」では智頭町の山などの環境であり、あさり保育所では園舎や園庭、浅利町の様々な環境だということです。放送は来週あたりだそうですが、きちんと決まったらまたお知らせします。どんな子どもたちの様子が映っているか、楽しみです。

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