Sさんは5年前にあさり保育所の仲間になりました。
とてもまっすぐな人で、しかもとても個性的で、
あさり保育所に新しい空気をたくさん運んできてくれた人です。
そんなSさん、最初は戸惑いの多い毎日だったと思います。
なかなか自信を持つこともできなかったんじゃないかなあ。
「自分の役割は何だろう?」
「自分をどうやって発揮すればいいんだろう?」
勝手な想像ですが、そんなことを悩んでいるようにも見えました。
でも一昨年くらいからガラッと雰囲気が変わりました。
自信をつけたというか、自分が鮮明に見えてきたというか、
保育をしている姿が生き生きとしてきたんですよね。
そんなことはない、最初から生き生きしてましたよと
本人はそう言うかもしれないけど、
こちらからはそんな風に見えたんです。
そんな変化が感じられてすごくうれしい気持ちになったことを
今でもはっきりと覚えています。
もっと大きくなってもらいたい、
そんな期待を込めて難しいことにも挑戦してもらいました。
かなりプレッシャーをかけたこともあります。
でも、どんなときでも課題にまっすぐ向き合ってくれたSさん、
その姿勢からこちらも刺激をたくさん受けました。
そんなSさんですが、近々ドイツへ飛び立つため、
あさり保育所を離れることになりました。
日本ではできない体験とか出会いとか、
楽しいことがたくさんあるでしょう。
思うようにいかないことも当然あると思います。
うれしいこと、しんどいこと、あんなことやこんなこと、
いろんなことを山のように経験するんでしょうね。
いろいろあるだろうけど、
とにかく自分の心の声を素直に聞いて、
自分らしく毎日を過ごしてもらいたいなあと思ってます。
そして笑顔で日本に帰ってきてくださいね。
あさり保育所は明日からあさり保育園になって
名前だけじゃなく中身もまだまだ成長していくつもりです。
大きな変化じゃなくてもいいから、
お互いにちょっとだけでも成長した姿で
また自然な形で会えるといいなあ。
そんな再会を楽しみにしています。
2012年3月31日
5年前
一人ひとりとの出会いを大切にし、
それを自分の成長につなげていくこと。
自分自身が成長することで周りにも影響を与え、
さらに周りからも影響を受けて自分の成長につなげていくこと。
5年前、
自分はこんなこと大事にしていますと
語ってくれたのがSさんでした。
それを自分の成長につなげていくこと。
自分自身が成長することで周りにも影響を与え、
さらに周りからも影響を受けて自分の成長につなげていくこと。
5年前、
自分はこんなこと大事にしていますと
語ってくれたのがSさんでした。
23年度の保育が終了しました
今日で23年度の保育が終了します。
今年度が最後の子どもたちとお別れをしました。
小学校へいく子、違う園へうつる子、
どの子も新しい場所でのびのびと生活してもらいたい
そんなことを思いながらお別れしました。
みんな元気で、そしてまた遊びに来てくださいね。
もうひとつお別れがあります。
「あさり保育所」は4月1日より「あさり保育園」に変わります。
ということであさり保育所という名前とは今日でお別れです。
そのお別れの理由について保護者に配布した文章を
ここにも載せておきます。
これからは「あさり保育園」です。
よろしくお願いします。
以下は配布した文章です。
全国的にみると、公立の施設は「保育所」、私立の施設は「保育園」という名称が一般的になってきています。私たちも社会福祉法人花の村の施設として、これからの社会を考えたとき今どんな保育が必要かということを常に模索してきました。そしてその結果、今の保育の形があります。でもそこで満足することなく、私立の施設として常に保育の質を向上させることに力を入れていきたい、柔軟性のある運営を心がけていきたい、そんな思いを込めて今回の「保育所」から「保育園」へ名称変更を行うことにしました。
国から認可された施設である以上、国にとって大事な子どもたちが最初に関わる社会として、そして大事な乳幼児教育の場として質の向上をはかっていくことには公立も私立も違いはありません。ただそこに私立としてのこだわり、保育理念である「人生の基礎づくりのお手伝い」ということに対してのこだわりは今まで以上に強く持ち続けたいと考えています。
そのような思いから名称変更を行います。看板の表示などは徐々に変更していくことになりますのでご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、ご理解いただきますようお願いします。
今年度が最後の子どもたちとお別れをしました。
小学校へいく子、違う園へうつる子、
どの子も新しい場所でのびのびと生活してもらいたい
そんなことを思いながらお別れしました。
みんな元気で、そしてまた遊びに来てくださいね。
もうひとつお別れがあります。
「あさり保育所」は4月1日より「あさり保育園」に変わります。
ということであさり保育所という名前とは今日でお別れです。
そのお別れの理由について保護者に配布した文章を
ここにも載せておきます。
これからは「あさり保育園」です。
よろしくお願いします。
以下は配布した文章です。
全国的にみると、公立の施設は「保育所」、私立の施設は「保育園」という名称が一般的になってきています。私たちも社会福祉法人花の村の施設として、これからの社会を考えたとき今どんな保育が必要かということを常に模索してきました。そしてその結果、今の保育の形があります。でもそこで満足することなく、私立の施設として常に保育の質を向上させることに力を入れていきたい、柔軟性のある運営を心がけていきたい、そんな思いを込めて今回の「保育所」から「保育園」へ名称変更を行うことにしました。
国から認可された施設である以上、国にとって大事な子どもたちが最初に関わる社会として、そして大事な乳幼児教育の場として質の向上をはかっていくことには公立も私立も違いはありません。ただそこに私立としてのこだわり、保育理念である「人生の基礎づくりのお手伝い」ということに対してのこだわりは今まで以上に強く持ち続けたいと考えています。
そのような思いから名称変更を行います。看板の表示などは徐々に変更していくことになりますのでご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、ご理解いただきますようお願いします。
2012年3月30日
No.238 23年度の終わりに
先週の土曜日に無事卒園式が終わりました。そしてぞう組さんともいよいよ明日で本当のお別れとなります。お別れといってもそれを強く感じているのは私たちの方で、当の本人たちはこれからの新生活に対しての関心の方が高いのかもしれません。食事のとき、ぞう組さんたちとこんな話をしていました。
ぞう組さん
「大きくなったら自分の子どもを保育園に行かせるかどうか考えてるのよね〜。」
ぞう組さん
「保育園は大変なんだよ〜。仕事をしながら送り迎えもしないといけないし…。」ぞう組さん
「そうそう、毎日お弁当もつくらないといけないし…」
園長
「ん?保育園はお弁当はいらないでしょ?」
ぞう組さん
「お弁当は保育園の話じゃないよ、2日から行く児童クラブの話!」
園長
「ああそういうことか。ところで保育園の送り迎えは大変だと思うけど、みんなは保育園でいっぱい遊んで楽しかったでしょ?」
ぞう組さん
「うん、楽しかった!」
園長
「じゃあみんなの子どもも保育園でいっぱい遊んでくれるといいね。」
ぞう組さん
「うん!」
何の話かわからないですよね。私も最初は???だったのですが、聞いているうちになんとなく理解できてきました。卒園式を終え、家庭でも保育園生活を振り返るような会話があったんじゃないでしょうか。そして、新生活に向けて着実に動き出しているんでしょう。そんな家庭の様子とか自分の気持ちとかをまるごと受け止め、自分のこととして表現していたんじゃないかなあ、そんな風に勝手に解釈しながら聞いていました。
動き出しているのはぞう組さんだけではありません。以前ここで書いた「ジムシツデビュー」の話、今年の主人公はぱんだ組のYちゃんなのですが、今週になって事務室へ顔を出すことがグッと少なくなりました。少しずつ暖かくなり外遊びが多くなってきたこともあるし、卒園式を終えて新しい生活へと本格的に移っていく雰囲気を感じていることもあるんでしょう。いずれにしてもこちらの予想通り、ジムシツデビューの時期を終え次の段階へと向かって動き出していることを感じます。あさり保育所では年度が替わることで子どもたちの生活が劇的に変化するということはありませんが、それでも全体的には変化があります。無理なく、そしてより楽しさが増すような変化を意識していきたいと思います。
ということで23年度も終わりとなります。4月以降も一緒に活動していく方はもちろんですが、明日でお別れの方もいろんな形でつながっていたいですね。本当にお世話になりました。来年度もよろしくお願いします。
ぞう組さん
「大きくなったら自分の子どもを保育園に行かせるかどうか考えてるのよね〜。」
ぞう組さん
「保育園は大変なんだよ〜。仕事をしながら送り迎えもしないといけないし…。」ぞう組さん
「そうそう、毎日お弁当もつくらないといけないし…」
園長
「ん?保育園はお弁当はいらないでしょ?」
ぞう組さん
「お弁当は保育園の話じゃないよ、2日から行く児童クラブの話!」
園長
「ああそういうことか。ところで保育園の送り迎えは大変だと思うけど、みんなは保育園でいっぱい遊んで楽しかったでしょ?」
ぞう組さん
「うん、楽しかった!」
園長
「じゃあみんなの子どもも保育園でいっぱい遊んでくれるといいね。」
ぞう組さん
「うん!」
何の話かわからないですよね。私も最初は???だったのですが、聞いているうちになんとなく理解できてきました。卒園式を終え、家庭でも保育園生活を振り返るような会話があったんじゃないでしょうか。そして、新生活に向けて着実に動き出しているんでしょう。そんな家庭の様子とか自分の気持ちとかをまるごと受け止め、自分のこととして表現していたんじゃないかなあ、そんな風に勝手に解釈しながら聞いていました。
動き出しているのはぞう組さんだけではありません。以前ここで書いた「ジムシツデビュー」の話、今年の主人公はぱんだ組のYちゃんなのですが、今週になって事務室へ顔を出すことがグッと少なくなりました。少しずつ暖かくなり外遊びが多くなってきたこともあるし、卒園式を終えて新しい生活へと本格的に移っていく雰囲気を感じていることもあるんでしょう。いずれにしてもこちらの予想通り、ジムシツデビューの時期を終え次の段階へと向かって動き出していることを感じます。あさり保育所では年度が替わることで子どもたちの生活が劇的に変化するということはありませんが、それでも全体的には変化があります。無理なく、そしてより楽しさが増すような変化を意識していきたいと思います。
ということで23年度も終わりとなります。4月以降も一緒に活動していく方はもちろんですが、明日でお別れの方もいろんな形でつながっていたいですね。本当にお世話になりました。来年度もよろしくお願いします。
2012年3月29日
27日と28日の出来事
3月27日(火)
保護者の方から紹介してもらい、
ピアノコンサートを開くことができました。
来てくださったのは重松壮一郎さん。
年間100回以上のライブ活動を
国内外で行っている「旅の音楽家」です。
「音は見ることができないけど、想像することができる」
と最初に話され、みんなで目を閉じました。
そして重松さんのピアノの演奏が始まりました。
音を捉えるとき「ドレミ…」などの音階で捉え
その音階を使って表現することもできますが、
これは頭を使って音を捉えているんですよね。
そうではなくて目を閉じて体中で音を聞くことで
なんというか「ドレミ…」とは違う深さを感じたんです。
その音から自分のイメージする世界が
頭の中にパーッと広がっていって、
「あー気持ちいい!」「あー楽しい!」
という感覚が湧いてきて、
音楽って楽しいものなんだとごくごく当たり前のことを
自然と再認識することのできた時間になりました。
あの空間には同じようなことを感じた子も
多かったんじゃないかなあと思っています。
3月28日(水)
小惑星探査機「はやぶさ」のお話を聞かせてもらいました。
これは副園長の紹介です。
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が来てくださり、
子どもたちにはやぶさのこと、そして宇宙のことを
楽しく話してくれました。
なかなかピンときにくい話でもあったので、
どんな反応が返ってくるか少し心配もしていましたが、
ロケットの打ち上げの映像が始まると
一緒になってカウントダウンをしたり、
はやぶさがイトカワに向かった目的を真剣に聞いていたり、
関心を示す子が多かったことを嬉しく思っています。
社会の中で生きていくのが人間の大きな特徴です。
その社会を知るためには様々な人や
様々な職業に触れることは大事です。
でも、私たち職員だけではどうしても限界があります。
そこで保護者のみなさんや地域の方々からも
「こんな人がいるんだけど…」とか
「こんな体験はどう?」といった提案をしていただくと、
私たちはうれしくなってすぐに飛びついてしまいます。
子どもたちが社会の様々な人や職業を知っていく第一歩として、
そんなに欲ばるつもりもないのですが、
可能な限りいろんな人と楽しく関わることのできる機会を
これからもつくっていきたいと思っています。
楽しい提案が届くことを待っています。
保護者の方から紹介してもらい、
ピアノコンサートを開くことができました。
来てくださったのは重松壮一郎さん。
年間100回以上のライブ活動を
国内外で行っている「旅の音楽家」です。
「音は見ることができないけど、想像することができる」
と最初に話され、みんなで目を閉じました。
そして重松さんのピアノの演奏が始まりました。
音を捉えるとき「ドレミ…」などの音階で捉え
その音階を使って表現することもできますが、
これは頭を使って音を捉えているんですよね。
そうではなくて目を閉じて体中で音を聞くことで
なんというか「ドレミ…」とは違う深さを感じたんです。
その音から自分のイメージする世界が
頭の中にパーッと広がっていって、
「あー気持ちいい!」「あー楽しい!」
という感覚が湧いてきて、
音楽って楽しいものなんだとごくごく当たり前のことを
自然と再認識することのできた時間になりました。
あの空間には同じようなことを感じた子も
多かったんじゃないかなあと思っています。
3月28日(水)
小惑星探査機「はやぶさ」のお話を聞かせてもらいました。
これは副園長の紹介です。
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が来てくださり、
子どもたちにはやぶさのこと、そして宇宙のことを
楽しく話してくれました。
なかなかピンときにくい話でもあったので、
どんな反応が返ってくるか少し心配もしていましたが、
ロケットの打ち上げの映像が始まると
一緒になってカウントダウンをしたり、
はやぶさがイトカワに向かった目的を真剣に聞いていたり、
関心を示す子が多かったことを嬉しく思っています。
社会の中で生きていくのが人間の大きな特徴です。
その社会を知るためには様々な人や
様々な職業に触れることは大事です。
でも、私たち職員だけではどうしても限界があります。
そこで保護者のみなさんや地域の方々からも
「こんな人がいるんだけど…」とか
「こんな体験はどう?」といった提案をしていただくと、
私たちはうれしくなってすぐに飛びついてしまいます。
子どもたちが社会の様々な人や職業を知っていく第一歩として、
そんなに欲ばるつもりもないのですが、
可能な限りいろんな人と楽しく関わることのできる機会を
これからもつくっていきたいと思っています。
楽しい提案が届くことを待っています。
2012年3月26日
小惑星探査機はやぶさ
2003年5月9日13時29分25秒に
宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機はやぶさ。
2005年夏に小惑星イトカワに到達し、
その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、
2010年6月13日22時51分、
60億kmの旅を終え地球に大気圏再突入した。
地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸しての
サンプルリターンは世界初。
なぜ急にはやぶさのことを書いているかというと、
JAXA宇宙研の「はやぶさ」プロジュクトの中で
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が
28日(水)にあさり保育所へ来てくれることになったからです。
はやぶさについて、宇宙について、
子どもたちに語ってくれることになっています。
どんなお話が聞けるか、とても楽しみです。
子どもよりも大人の方が夢中になってしまうかも…。
宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機はやぶさ。
2005年夏に小惑星イトカワに到達し、
その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、
2010年6月13日22時51分、
60億kmの旅を終え地球に大気圏再突入した。
地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸しての
サンプルリターンは世界初。
なぜ急にはやぶさのことを書いているかというと、
JAXA宇宙研の「はやぶさ」プロジュクトの中で
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が
28日(水)にあさり保育所へ来てくれることになったからです。
はやぶさについて、宇宙について、
子どもたちに語ってくれることになっています。
どんなお話が聞けるか、とても楽しみです。
子どもよりも大人の方が夢中になってしまうかも…。
明日はピアノコンサート
明日27日(火)は重松壮一郎さんによるピアノコンサートが行われます。
保護者の知り合いの方だそうで、
島根に来られるようなので来てもらってコンサートなんてどうですか?
と提案されました。
とてもうれしい提案だったので、もちろんお願いすることに。
この重松壮一郎さんは、
国内外で年間100回以上のライブ活動を行う「旅の音楽家」です。
どんなコンサートになるか楽しみ!
重松さんのHPはこちら→http://www.livingthings.org/index.html
保護者の知り合いの方だそうで、
島根に来られるようなので来てもらってコンサートなんてどうですか?
と提案されました。
とてもうれしい提案だったので、もちろんお願いすることに。
この重松壮一郎さんは、
国内外で年間100回以上のライブ活動を行う「旅の音楽家」です。
どんなコンサートになるか楽しみ!
重松さんのHPはこちら→http://www.livingthings.org/index.html
2012年3月25日
飛び石
飛び石について、古文書にはこんな記述があるようです。
石の間ハ大がい七八寸位かよし
併此方ノ仕様ハ只大方ニ能程ニ見合据ル也
何寸なとの極り無之候 石ノ高キハ悪し
地ヨリ少し上ルかよし
石の高キハ伊達にて悪し
解説文ではこう書かれています。
飛石と飛石の間隔はおよそ7、8寸(20センチ~25センチくらい)がよい。
大またにならず、ゆっくりと歩ける歩幅ということでしょう。
寸法には決まりはないけれども、
地面よりあまり高く据えるのは目だっていけないとも言っています。
この間隔、普通の飛び石よりは狭いのですが、
着物を着て歩く人を想定して狭くしてあるようです。
そして石の高さについても、
あまり足を高く上げて歩かなくてもすむように、
でも周りの水で裾を濡らさない程度の高さにということのようです。
歩く人の気持ちを考えたこの間隔や高さは
おもてなしの心でもあるんでしょうね。
青石というこの石は水に濡れるときれいな緑色になるそうです。
写真ではわかりにくいですが、
一部がきれいな緑に発色しています。
石の間ハ大がい七八寸位かよし
併此方ノ仕様ハ只大方ニ能程ニ見合据ル也
何寸なとの極り無之候 石ノ高キハ悪し
地ヨリ少し上ルかよし
石の高キハ伊達にて悪し
解説文ではこう書かれています。
飛石と飛石の間隔はおよそ7、8寸(20センチ~25センチくらい)がよい。
大またにならず、ゆっくりと歩ける歩幅ということでしょう。
寸法には決まりはないけれども、
地面よりあまり高く据えるのは目だっていけないとも言っています。
この間隔、普通の飛び石よりは狭いのですが、
着物を着て歩く人を想定して狭くしてあるようです。
そして石の高さについても、
あまり足を高く上げて歩かなくてもすむように、
でも周りの水で裾を濡らさない程度の高さにということのようです。
歩く人の気持ちを考えたこの間隔や高さは
おもてなしの心でもあるんでしょうね。
青石というこの石は水に濡れるときれいな緑色になるそうです。
写真ではわかりにくいですが、
一部がきれいな緑に発色しています。
2012年3月23日
明日は卒園式
明日は卒園式。
16名の子どもたちが卒園していきます。
会場に入場してくる子どもの姿を見ただけで
親は感動してしまうんでしょうね。
卒園の歌を歌っている姿を見るだけで
保育者は胸があつくなってしまうでしょう。
それぞれがそれぞれの立場で、それぞれの思いをもって
子どもと関わってきた時間があります。
それがひとかたまりになってババーッと押し寄せてくる日、
卒園式はそんな日だと思っています。
明日、16名の子どもたちに会うのが楽しみです。
16名の子どもたちが卒園していきます。
会場に入場してくる子どもの姿を見ただけで
親は感動してしまうんでしょうね。
卒園の歌を歌っている姿を見るだけで
保育者は胸があつくなってしまうでしょう。
それぞれがそれぞれの立場で、それぞれの思いをもって
子どもと関わってきた時間があります。
それがひとかたまりになってババーッと押し寄せてくる日、
卒園式はそんな日だと思っています。
明日、16名の子どもたちに会うのが楽しみです。
No.237 16人の夢を聞かせてもらいました
土曜日はいよいよ卒園式。毎年のことですが、卒園式の週のひとりごとは、ぞう組さんの姿を思い浮かべながら書くことになります。他の子どもたちのモデルとなって行動する姿に「さすが!」と感心させられたり、でももちろんそんな姿ばかりではなく不安な表情を見せることもあり「いろんな心情を経験しながら大きくなっていくんだなあ」と当たり前のことに気づかされたり、いろんなことを教えてくれたぞう組さんでした。
3月20日(火)の山陰中央新報にぞう組さんの夢が取り上げられました。そこに書かれていた夢ですが、どうしても私が子どもたち一人ひとりから聞き取る役をやりたくて、その時間を作ってもらいました。短い時間ではありましたが、Hちゃんの「やさしいお母さんになりたい。」から始まりMちゃんの「いろんなケーキを作るケーキ屋さんになりたい。」まで、16人の思いをゆっくり聞かせてもらうことができた楽しい時間でした。
自分の夢について語るときの子どもたちの表情を見ていると、何とも言えないうれしい気持ちになるんですよね。「大きくなったら何になりたい?」という質問に、「○○になりたい!」とパッと答えてくれる子、長い時間黙って考えていたと思ったら「んーとねぇ…、○○」と恥ずかしそうに答えてくれる子、本当に様々です。でもどの子も答えてくれるときの表情はとても生き生きとしています。自分は何になりたいか?何がしたいのか?と自分と向き合ってくれている、また、いろんな職業についても考えてくれていると思うと、短いけれどすごく貴重な時間を体験してくれているなあとうれしくなってしまいました。
もちろん今の夢がかなう人は少ないかもしれません。でも、小さい頃に自分のことを考え、いろいろな職業を考えることはとても大事なことですし、また大きくなったとき、「子どもの頃の自分はこんな夢を持っていたんだ」と思い返すことも大切なことです。かなうかどうかは置いといて、自分がなりたいもの、やってみたいと思うものであれば、それがその子にとって大きく、立派な夢です。夢に優劣なんてありません。自分の夢をいつでもはっきり堂々と言える子になってほしい、そんなメッセージを16人に届けたいと思っています。夢は、力強く前に進んでいくための原動力でもあります。大切に持ち続けて欲しい、丁寧に考え続けてほしいと思います。
3月20日(火)の山陰中央新報にぞう組さんの夢が取り上げられました。そこに書かれていた夢ですが、どうしても私が子どもたち一人ひとりから聞き取る役をやりたくて、その時間を作ってもらいました。短い時間ではありましたが、Hちゃんの「やさしいお母さんになりたい。」から始まりMちゃんの「いろんなケーキを作るケーキ屋さんになりたい。」まで、16人の思いをゆっくり聞かせてもらうことができた楽しい時間でした。
自分の夢について語るときの子どもたちの表情を見ていると、何とも言えないうれしい気持ちになるんですよね。「大きくなったら何になりたい?」という質問に、「○○になりたい!」とパッと答えてくれる子、長い時間黙って考えていたと思ったら「んーとねぇ…、○○」と恥ずかしそうに答えてくれる子、本当に様々です。でもどの子も答えてくれるときの表情はとても生き生きとしています。自分は何になりたいか?何がしたいのか?と自分と向き合ってくれている、また、いろんな職業についても考えてくれていると思うと、短いけれどすごく貴重な時間を体験してくれているなあとうれしくなってしまいました。
もちろん今の夢がかなう人は少ないかもしれません。でも、小さい頃に自分のことを考え、いろいろな職業を考えることはとても大事なことですし、また大きくなったとき、「子どもの頃の自分はこんな夢を持っていたんだ」と思い返すことも大切なことです。かなうかどうかは置いといて、自分がなりたいもの、やってみたいと思うものであれば、それがその子にとって大きく、立派な夢です。夢に優劣なんてありません。自分の夢をいつでもはっきり堂々と言える子になってほしい、そんなメッセージを16人に届けたいと思っています。夢は、力強く前に進んでいくための原動力でもあります。大切に持ち続けて欲しい、丁寧に考え続けてほしいと思います。
2012年3月21日
四隅の話
「憤せざれば啓せず、悱せざれば発せず、一隅を挙げて三隅を以て反せざれば復びせざるなり」
これは『論語』述而編にあることばです。
前半の方の意味は、「生徒自身に何かをしようとする心が盛り上がってこなければ、教え開いてあげることはむずかしい」ということです。教師はまず意欲を育てなければいけないと言っています。
ではそのためにはどうすればいいのでしょうか。その方法が後半の部分に書かれています。
「生徒に四角いもののひとつの隅をヒントとして示し与えて、あとの3つの隅については与えられたヒントから類推し、何らかの反応を生徒が示すまでは静かに生徒の思考が成熟するのを待つようにせよ」ということです。辛抱強く子どもを「見守っていなさい」ということです。
で、ここで大事なのがこの「見守る」ということの意味。これは決して放っておくということではなく、1つの隅は示した上で待つ、ということです。何も示さないで「さあ、考えろ!」とやってしまうことは、「見守る」のではなく「見放す」ということになってしまいます。また子どもの理解の段階によっては1つの隅だけでは十分でなく、2つの隅を示さなければならないときもあるでしょう。どの程度示せばいいかについては、その子の発達や理解をきちんと把握しておく必要があります。
この四隅の話、わかりやすくて好きなんですよね。意欲的に取り組むことをまずは大事にする。そのためにヒントを示し丁寧に観察しながら待つ。その示し方は子どもの発達に応じて当然変えていく。これは保育でも大事なことです。私たちが大切にしている「見守る」とはまさにこういうことです。
少子時代の今、ひと隅のヒントから残りの隅を推測するということは難しいことになっているのかもしれません。少子時代ということは、親が子どもに手をかけやすくなっているということでもあります。一人ひとりに手がかけられるようになったために、自分で推測する場面が必要ないように育てられていることも少なくないと思います。少子化がよくないとか育て方がどうかとかそういう話ではなく、そんな時代だからこそ、類推する場面が少なくなった今だからこそ、一人ひとりの発達に応じたヒントを示し、時間をかけてでも自分で残りを類推する力をつけていく、あさり保育所はそんな場でありたいと思っています。
これは『論語』述而編にあることばです。
前半の方の意味は、「生徒自身に何かをしようとする心が盛り上がってこなければ、教え開いてあげることはむずかしい」ということです。教師はまず意欲を育てなければいけないと言っています。
ではそのためにはどうすればいいのでしょうか。その方法が後半の部分に書かれています。
「生徒に四角いもののひとつの隅をヒントとして示し与えて、あとの3つの隅については与えられたヒントから類推し、何らかの反応を生徒が示すまでは静かに生徒の思考が成熟するのを待つようにせよ」ということです。辛抱強く子どもを「見守っていなさい」ということです。
で、ここで大事なのがこの「見守る」ということの意味。これは決して放っておくということではなく、1つの隅は示した上で待つ、ということです。何も示さないで「さあ、考えろ!」とやってしまうことは、「見守る」のではなく「見放す」ということになってしまいます。また子どもの理解の段階によっては1つの隅だけでは十分でなく、2つの隅を示さなければならないときもあるでしょう。どの程度示せばいいかについては、その子の発達や理解をきちんと把握しておく必要があります。
この四隅の話、わかりやすくて好きなんですよね。意欲的に取り組むことをまずは大事にする。そのためにヒントを示し丁寧に観察しながら待つ。その示し方は子どもの発達に応じて当然変えていく。これは保育でも大事なことです。私たちが大切にしている「見守る」とはまさにこういうことです。
少子時代の今、ひと隅のヒントから残りの隅を推測するということは難しいことになっているのかもしれません。少子時代ということは、親が子どもに手をかけやすくなっているということでもあります。一人ひとりに手がかけられるようになったために、自分で推測する場面が必要ないように育てられていることも少なくないと思います。少子化がよくないとか育て方がどうかとかそういう話ではなく、そんな時代だからこそ、類推する場面が少なくなった今だからこそ、一人ひとりの発達に応じたヒントを示し、時間をかけてでも自分で残りを類推する力をつけていく、あさり保育所はそんな場でありたいと思っています。
2012年3月20日
ブランディングの打ち合わせ
今日は「あること」の打ち合わせを行いました。
まだスタートしたばかりで何がどうなるのか全くわからないため
今はまだその内容について書くことはできませんが、
以前からこだわりたいことについての打ち合わせだったので
とても楽しい時間になりました。
その「あること」を簡単に言うと「イメージ作り」。
ちょっとかっこよく言うと「ブランディング」。
そんなことに挑戦してみようと思っています。
まだスタートしたばかりで何がどうなるのか全くわからないため
今はまだその内容について書くことはできませんが、
以前からこだわりたいことについての打ち合わせだったので
とても楽しい時間になりました。
その「あること」を簡単に言うと「イメージ作り」。
ちょっとかっこよく言うと「ブランディング」。
そんなことに挑戦してみようと思っています。
2012年3月15日
No.236 ジムシツデビューのはなし
事務室にいると、時々「えんちょーせんせー!」と子どもたちが遊びにきます。おもしろい遊びを考えたときとか何か発見したときとか、そんなときに子どもたちが競うようにして、そして誇らしげな表情でやってきたりします。こんな風に事務室に顔を出してくれる子は結構多く、そのパターンにもいろいろな種類があります。例えばこの時期に必ずといっていいほど見られる2歳児の姿は特徴的です。「えんちょーせんせー!」と手を振りながら声をかけてくれたかと思うと、すぐにどこかへ行ってしまいます。私はこれを「事務室デビュー」と1人でこっそり名付けています。
この『事務室デビュー』という行動自体はほんの一瞬のものなんですが、子どもにとっては意味のある行動なんじゃないかと考えています。というのも、この行動を行うのはほとんどの場合一時期のことで、その時期を過ぎるとほとんど見られなくなるからです。今は移行の時期です。それまではある程度限られた活動スペースだったのがグッとそのスペースを広げていきます。その楽しさからか、広がった生活場所の一角にある事務室に顔を出すときはとても誇らしげな表情をしています。
「今から自分は新しい体験をどんどんしていくから見といてね!」そんなメッセージを投げかけてくれているようにも見えます。子どもの成長への意欲も感じます。で、その生活にそろそろ慣れてくるんじゃないかなあという頃には、顔を見せることはほとんどなくなります。だいたい毎年同じような時期にはじまり同じような時期に見られなくなる、そんな子どもたちの変化を見ているとなんだか嬉しくなるんですよね。
他のパターンには、例えば見守られていることを確認するためにのぞきに来るということもあると思っています。子どもが自発的に活動するためには「いつでも見守ってくれている」と安心感を感じることが大事です。その「見守ってくれている」と子どもが感じられる存在は、保護者や保育者、そして友達であったりと様々で、その1つの存在として事務室にいる私も含まれるのかなあと思っています。いつも事務室にいるわけでもありませんが、顔を出しに来る子に対して「安心して遊びに行っておいで」という思いを届けてあげたいなあと、いつも思います。
この話、たいした話でもないのですが、いつか書きたいと思っていたので書いてみました。
来週は卒園式、そしてすぐに4月がやってきます。今のぞう組さんのジムシツデビューが懐かしく感じられます。
この『事務室デビュー』という行動自体はほんの一瞬のものなんですが、子どもにとっては意味のある行動なんじゃないかと考えています。というのも、この行動を行うのはほとんどの場合一時期のことで、その時期を過ぎるとほとんど見られなくなるからです。今は移行の時期です。それまではある程度限られた活動スペースだったのがグッとそのスペースを広げていきます。その楽しさからか、広がった生活場所の一角にある事務室に顔を出すときはとても誇らしげな表情をしています。
「今から自分は新しい体験をどんどんしていくから見といてね!」そんなメッセージを投げかけてくれているようにも見えます。子どもの成長への意欲も感じます。で、その生活にそろそろ慣れてくるんじゃないかなあという頃には、顔を見せることはほとんどなくなります。だいたい毎年同じような時期にはじまり同じような時期に見られなくなる、そんな子どもたちの変化を見ているとなんだか嬉しくなるんですよね。
他のパターンには、例えば見守られていることを確認するためにのぞきに来るということもあると思っています。子どもが自発的に活動するためには「いつでも見守ってくれている」と安心感を感じることが大事です。その「見守ってくれている」と子どもが感じられる存在は、保護者や保育者、そして友達であったりと様々で、その1つの存在として事務室にいる私も含まれるのかなあと思っています。いつも事務室にいるわけでもありませんが、顔を出しに来る子に対して「安心して遊びに行っておいで」という思いを届けてあげたいなあと、いつも思います。
この話、たいした話でもないのですが、いつか書きたいと思っていたので書いてみました。
来週は卒園式、そしてすぐに4月がやってきます。今のぞう組さんのジムシツデビューが懐かしく感じられます。
2012年3月11日
京都マラソン完走!!
京都マラソンを走ってきました。
15000人が参加したこの大会、とにかくすごい人でした。
大会慣れしてる人にしたらたいしたことない人数かもしれないけど、
初めての者からするとびっくりする人数です。
沿道からはたくさんの方から応援していただき
そのたびに励まされました。
Twitterでもいろんな人からメッセージが届きました。
すごく励みになりました。
京都の人はあたたかかったです。
関係ないですが京都といえば、京都らしさを演出するということで
25km付近で生八つ橋が配られました。
マラソンの途中で生八つ橋はどうなのか?と思いながら口にすると
これがなんと美味しい!
マラソンと生八つ橋の組み合わせもなかなかいいもんです。
で、肝心の結果はというと正確なタイムはわかりませんが、
だいたい5時間33分くらい。
なんとか制限時間内にゴールできました。
37km地点からは鍛え方の足りなかった足の痛みから
走ることができなくなりましたが、
ここまできたからには!となんとか歩いてゴールを目指しました。
残り1kmの看板が見えたときはほんとにうれしかったです。
結局37km地点から約1時間歩き、
なんとかゴールすることができました。
ゴールは平安神宮の鳥居をくぐります。
とってもきれいな鳥居でした。
そして完走賞としてメダルをいただきました。
マラソンに挑戦したいと思ったのは昨年の7月。
そこからランニングを始めました。
そのきっかけは昨年の3月4日に友人が幼い子ども2人を残して亡くなったこと、
そしてその1週間後に起こった3月11日の出来事です。
その日から「さあ自分は何をすべきなのか」と考えてきました。
考えたことは、東北地方に対することと自分に対すること。
その自分に対することが全く的外れなのかもしれないけど、
とにかく自分の行動を変えようということでした。
具体的には今を十分に楽しめるように
今を大切にできるように健康でいるということ。
で、ようやく思いついたのがマラソンです。
震災には全く関係はないし、誰のためになるものでもありません。
まったく自分勝手な考えだよなあと思ったこともあります。
でも自分に素直になって考えた結果です。
もうしばらく自分の決断を信じてみようと思います。
そんなことで、あの日から1年経ちました。
そして、ようやく1つだけ思いを実現することができました。
15000人が参加したこの大会、とにかくすごい人でした。
大会慣れしてる人にしたらたいしたことない人数かもしれないけど、
初めての者からするとびっくりする人数です。
沿道からはたくさんの方から応援していただき
そのたびに励まされました。
Twitterでもいろんな人からメッセージが届きました。
すごく励みになりました。
京都の人はあたたかかったです。
関係ないですが京都といえば、京都らしさを演出するということで
25km付近で生八つ橋が配られました。
マラソンの途中で生八つ橋はどうなのか?と思いながら口にすると
これがなんと美味しい!
マラソンと生八つ橋の組み合わせもなかなかいいもんです。
で、肝心の結果はというと正確なタイムはわかりませんが、
だいたい5時間33分くらい。
なんとか制限時間内にゴールできました。
37km地点からは鍛え方の足りなかった足の痛みから
走ることができなくなりましたが、
ここまできたからには!となんとか歩いてゴールを目指しました。
残り1kmの看板が見えたときはほんとにうれしかったです。
結局37km地点から約1時間歩き、
なんとかゴールすることができました。
ゴールは平安神宮の鳥居をくぐります。
とってもきれいな鳥居でした。
そして完走賞としてメダルをいただきました。
マラソンに挑戦したいと思ったのは昨年の7月。
そこからランニングを始めました。
そのきっかけは昨年の3月4日に友人が幼い子ども2人を残して亡くなったこと、
そしてその1週間後に起こった3月11日の出来事です。
その日から「さあ自分は何をすべきなのか」と考えてきました。
考えたことは、東北地方に対することと自分に対すること。
その自分に対することが全く的外れなのかもしれないけど、
とにかく自分の行動を変えようということでした。
具体的には今を十分に楽しめるように
今を大切にできるように健康でいるということ。
で、ようやく思いついたのがマラソンです。
震災には全く関係はないし、誰のためになるものでもありません。
まったく自分勝手な考えだよなあと思ったこともあります。
でも自分に素直になって考えた結果です。
もうしばらく自分の決断を信じてみようと思います。
そんなことで、あの日から1年経ちました。
そして、ようやく1つだけ思いを実現することができました。
2012年3月9日
のんびりと…
今日仕事が終わった後に職場のみんなから
こんなものをもらいました。
コメントが書かれた手ぬぐいです。
こんなうれしいものをもらってしまったら、
無理をするつもりはないけど
何とか完走したいという気持ちが強くなります。
明後日の京都マラソン。
一応目標タイムを設定して調整してきたけど、
それは一旦忘れることにしました。
京都の景色を楽しみながら
身体の声をていねいに聞きながら
いつもよりゆっくりめのペースで走ること。
こんな気持ちで走ってきます。
手ぬぐいを身につけて
のんびりと完走を目指してきます。
こんなものをもらいました。
コメントが書かれた手ぬぐいです。
こんなうれしいものをもらってしまったら、
無理をするつもりはないけど
何とか完走したいという気持ちが強くなります。
明後日の京都マラソン。
一応目標タイムを設定して調整してきたけど、
それは一旦忘れることにしました。
京都の景色を楽しみながら
身体の声をていねいに聞きながら
いつもよりゆっくりめのペースで走ること。
こんな気持ちで走ってきます。
手ぬぐいを身につけて
のんびりと完走を目指してきます。
No.235 もちろん来年もやりますよ
先週の土曜日に成長展が無事終わりました。当日はみなさんがお子さんと楽しそうにしておられる様子を見ながら、いい行事になったなぁとうれしく思っていました。さすがに全て一発で正解という方はおられなかったと思いますが、あれだけたくさん自由画やシルエット画がある中からお子さんのものを見事に当てておられた様子は、やはりすごい!と思わされました。
自分の子どものことだから当然でしょ?と言われるかもしれませんが、そんな簡単なものじゃあないですよ、あれは。あのたくさんの作品の中から探すわけですし、ましてや他の子との比較なんてあそこでは全く意味がないわけなので、いかにその子の成長過程を全体的に捉えているかということしかないんです。あれを当然のことなんて簡単には思いたくないです。「お子さんのことが当然のようにわかる」のはすごいこと、と言いたいです。
りす組のYさんは見終わった後に「子どもの成長を点ではなく線で見るということですね」と言われました。まさにそれだと思うんですよね。“子どもの今”を作品にして見てもらうことも決して間違いというわけではないのですが、少し前の子どもの姿と今の子どもの姿を比較して見る、そこにある成長のプロセスを感じることが、この成長展の目的でもあります。そこに注目していただいたことはすごくうれしいことです。そんな保護者のみなさんと一緒に子どもたちに関わることができてよかった!と、その話を聞きながら素直にそう感じました。ということでこの成長展、もちろん来年もやりますよ。
さて最後はお伝えしていた通り、職員の異動と平成24年度の体制の発表をします。今と変わらず職員一人ひとりの違いを大切にし、全員の存在が子どもにとって意味のあるものにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
自分の子どものことだから当然でしょ?と言われるかもしれませんが、そんな簡単なものじゃあないですよ、あれは。あのたくさんの作品の中から探すわけですし、ましてや他の子との比較なんてあそこでは全く意味がないわけなので、いかにその子の成長過程を全体的に捉えているかということしかないんです。あれを当然のことなんて簡単には思いたくないです。「お子さんのことが当然のようにわかる」のはすごいこと、と言いたいです。
りす組のYさんは見終わった後に「子どもの成長を点ではなく線で見るということですね」と言われました。まさにそれだと思うんですよね。“子どもの今”を作品にして見てもらうことも決して間違いというわけではないのですが、少し前の子どもの姿と今の子どもの姿を比較して見る、そこにある成長のプロセスを感じることが、この成長展の目的でもあります。そこに注目していただいたことはすごくうれしいことです。そんな保護者のみなさんと一緒に子どもたちに関わることができてよかった!と、その話を聞きながら素直にそう感じました。ということでこの成長展、もちろん来年もやりますよ。
さて最後はお伝えしていた通り、職員の異動と平成24年度の体制の発表をします。今と変わらず職員一人ひとりの違いを大切にし、全員の存在が子どもにとって意味のあるものにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
2012年3月4日
出西窯
出西窯へ行ってきました。
ここの青い器に何故か惹かれてしまいます。
ここで2点だけ湯飲みを購入。
もちろん青い湯飲み。
cafeもいい感じでした。
この窯で焼いた器を自分で選んで、
好きな飲み物を自分で入れて、
テーブルに運んで飲む。
ただそれだけのことだけど、
器から選べるというのがいいなあと。
選べる自由があるというのは
それだけでのんびりした豊かな気分になりますね。
ここの青い器に何故か惹かれてしまいます。
ここで2点だけ湯飲みを購入。
もちろん青い湯飲み。
cafeもいい感じでした。
この窯で焼いた器を自分で選んで、
好きな飲み物を自分で入れて、
テーブルに運んで飲む。
ただそれだけのことだけど、
器から選べるというのがいいなあと。
選べる自由があるというのは
それだけでのんびりした豊かな気分になりますね。
2012年3月2日
No.234 いろんな成長があります
いよいよ成長展。昨年もそうでしたが、成長展間近になると準備のためにあちこちで子どもの作品や昨年の春頃の写真などを目にするようになります。こんな絵を描くようになったのかぁとか、春はこんなに小さかったよなぁとか、子どもたちの成長を改めて感じるときでもあります。保護者のみなさんは当然成長を感じておられるでしょうが、家庭ではなかなか感じることのできない集団の中での育ちや、言葉や表現などの領域からみたときの成長など、いつもとは少し違った視点でお子さんの成長を感じてもらえると思います。
成長といえば、今週こんな出来事がありました。ちょっとした事からケンカに発展し泣いてしまった子がいて、その子は悔しくて、泣きながらも精一杯自分の思いを相手に伝えようとしていました。それを少し離れたところから見ていた、普段あまり積極的にそうした場面に関わろうとはしないMくんが、泣いている子にスッと近寄ってその子の胸をさすり始めたのです。どのような事でケンカになったのかを十分に把握していたわけではなかったように思います。でも目の前の状況を見てその子に対して行動を起こしました。「わかる、わかる」という気持ちだったのかもしれませんし、励まそうとしたのかもしれません。真意はわかりませんが、他者への行動をとったことに違いはありません。
たったこれだけの事ですが、Mくんの成長を感じ、感動してしまいました。字が書けるようになるとか、言葉での表現が豊かになるとか、そんな成長も当然嬉しいことなのですが、保育園という社会の中で他者の姿を見たり関わったりすることを通して相手の気持ちを想像できるようになる、そして他者と関わることを大事にできるようになるという成長も、同じように嬉しいことです。このような集団という環境の中だからこそ引き出される力、それがどのように育っているかも見ていただくことができればいいのにと感じた出来事でした。
話は変わりますが、明日は成長展を見終わった方から園庭で植樹にご協力ください。植樹の準備をしてお待ちしています。木を植えるという行為を楽しんでもらうだけで構いません。いつかそれが「何のために植えたのか」と考えることにつながってくれたらうれしいです。
そして最後に1つお知らせを。来年度の職員体制を発表する時期になりました。来週のひとりごとで発表しますので、そちらもお楽しみに。4月に向けていろんな事がゆっくりと進んでいきます。
成長といえば、今週こんな出来事がありました。ちょっとした事からケンカに発展し泣いてしまった子がいて、その子は悔しくて、泣きながらも精一杯自分の思いを相手に伝えようとしていました。それを少し離れたところから見ていた、普段あまり積極的にそうした場面に関わろうとはしないMくんが、泣いている子にスッと近寄ってその子の胸をさすり始めたのです。どのような事でケンカになったのかを十分に把握していたわけではなかったように思います。でも目の前の状況を見てその子に対して行動を起こしました。「わかる、わかる」という気持ちだったのかもしれませんし、励まそうとしたのかもしれません。真意はわかりませんが、他者への行動をとったことに違いはありません。
たったこれだけの事ですが、Mくんの成長を感じ、感動してしまいました。字が書けるようになるとか、言葉での表現が豊かになるとか、そんな成長も当然嬉しいことなのですが、保育園という社会の中で他者の姿を見たり関わったりすることを通して相手の気持ちを想像できるようになる、そして他者と関わることを大事にできるようになるという成長も、同じように嬉しいことです。このような集団という環境の中だからこそ引き出される力、それがどのように育っているかも見ていただくことができればいいのにと感じた出来事でした。
話は変わりますが、明日は成長展を見終わった方から園庭で植樹にご協力ください。植樹の準備をしてお待ちしています。木を植えるという行為を楽しんでもらうだけで構いません。いつかそれが「何のために植えたのか」と考えることにつながってくれたらうれしいです。
そして最後に1つお知らせを。来年度の職員体制を発表する時期になりました。来週のひとりごとで発表しますので、そちらもお楽しみに。4月に向けていろんな事がゆっくりと進んでいきます。
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