飛び石について、古文書にはこんな記述があるようです。
石の間ハ大がい七八寸位かよし
併此方ノ仕様ハ只大方ニ能程ニ見合据ル也
何寸なとの極り無之候
石ノ高キハ悪し
地ヨリ少し上ルかよし
石の高キハ伊達にて悪し
解説文ではこう書かれています。
飛石と飛石の間隔はおよそ7、8寸(20センチ~25センチくらい)がよい。
大またにならず、ゆっくりと歩ける歩幅ということでしょう。
寸法には決まりはないけれども、
地面よりあまり高く据えるのは目だっていけないとも言っています。
この間隔、普通の飛び石よりは狭いのですが、
着物を着て歩く人を想定して狭くしてあるようです。
そして石の高さについても、
あまり足を高く上げて歩かなくてもすむように、
でも周りの水で裾を濡らさない程度の高さにということのようです。
歩く人の気持ちを考えたこの間隔や高さは
おもてなしの心でもあるんでしょうね。
青石というこの石は水に濡れるときれいな緑色になるそうです。
写真ではわかりにくいですが、
一部がきれいな緑に発色しています。
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