2014年7月18日

No.354 突然の雨を楽しみました




木曜日の午前中のことですが、突然激しい雨が降り始めました。体操を済ませてさあ今からプールへ!と意気込んでいた子どもたちでしたが、残念ながらプールは中止です。プールに入りたかった気持ちを切り替えられたかなあと様子を見に行くと、雨樋からあふれ出てくる水を興味深そうに観察したり、園庭にあっという間にできた川のような水の流れを見たりしています。プールは中止になったけど、子どもたちの好奇心はすぐに雨へと移り、それを楽しむことに集中していました。

「ザーッとすごい音がした」とか「特急みたいな速さの雨だった」とか、その時の雨について耳で聞いたことや目で見たことを話したり、雷の音を身振り手ぶりを交えて表現している子どもたちの様子を見ながら、やっぱり子どもたちが自然に触れることって大事だなと感じました。例えば激しい雨は、いつも見ている園庭の姿をあっという間に変えてしまうくらいの大きな変化を生み出します。これは人間にはできないことです。その変化に対して子どもたちは興味を持ちますし、その様子に不思議さを感じます。そして感じたことを言葉や体を使って表現せずにはいられなくなります。

身の周りのことに興味を持ち自ら働きかけることや、感じたことを様々な方法で表現することは、保育の中でも大事なところです。自然に触れ、その変化を感じられる場面に接する機会は、大事にしていかないといけないですね。また、今回感じたような水の不思議さを遊びで再現することも大事なことです。雨樋を使って水の流れを作ったり遠くまで水を流したり、水が流れているところに堤防を作り、それを決壊させて楽しんだり。水が高いところから低いところへ流れることを繰り返し体験したり、水をいろんな大きさの容器に入れてその重さの違いを感じたり。これから本格的な夏がやってきます。水を使った遊びが広がっていき、そして深まっていくことを楽しみにしています。

あと1週間で夏祭りです。来週に入ったら梅雨も明けるんじゃないかと勝手に予想していますが、園庭で気持ちよく行えるといいですね。ぞう組さんが企画・運営をする「魚釣りコーナー」も順調に準備が進んでいます。役割分担や、当日どのように楽しんでもらうかも決まったようです。ぞう組さんは1ヶ月以上も前から話し合いをして準備をしてきたわけですが、計画通りにいかないこともあるかもしれません。でもそれも大事な経験です。当日をどう楽しみ、どう乗り切るか。そんなことにも是非注目してみてくださいね。



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