ドイツのバイエルン州の保育カリキュラム(←もちろん公的拘束力あり!)には
異年齢児保育の長所・目的がはっきりと書かれています。
内容もいかにもドイツといった感じですが、参考になることが多いです。
「年少児は年長児から刺激を受ける 」
「年長児は年少児に教えてあげることで、自分の能力を定着させる 」なんかは
日本でももっと理解が深まってほしいと思っている部分でもあります。
異年齢児保育の長所
◆年少児は年長児から刺激を受ける
◆年長児は年少児に教えてあげることで、自分の能力を定着させる
◆小さい子のお手本となることで、自信をつけることができる
◆乳児に対する静の環境や、逆に年長に対する刺激の不足についての仮説については証明されず
◆慣らし保育期間がスムーズにいく(すでに、園のリズムを知っている子どもの存在により)
異年齢児保育の目的
◆思いやり、援助の気持ち、寛容さの育ち
◆年齢の違う子供に対して自分の言い分を主張する力
◆経験豊富な子から援助を受けることと、まだ経験不足の子を助けること
◆自分をお手本ととらえて、自分の行動を振り返ってみる力
◆違いについて興味をもつ
◆異年齢の子どもとの葛藤の中で自分の立場を守ることができること
◆異なる要望や行動様式をお互いに調整しなければならないという基本姿勢を学ぶ
◆異年齢の子どもの欲求や興味を知り、共感することができる
バイエルン州の保育カリキュラムより
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