火曜日のことですが、世界地図のジグソーパズルをしている子たちがいました。なぜ世界地図なのかというと、もちろんテーマが「世界を知る」だからです。そうです、私たちは結構しつこいので、こうやっていろんなところに“世界”が登場してきます。
ところでジグソーパズルって面白いですよね。私も大好きな遊びの1つです。ピース数を変えることで難易度を自由に調整することができるのでちょうどいいレベルのものに挑戦できますし、自分に合ったレベルを選べるからこそ夢中になり、完成の写真と小さなピースを何度も見比べながら「ここかな? いや、あそこかな?」と考え続けていると時間を忘れてしまいます。そんなジグソーパズルですが、ピース数が多くなると1回の遊びの時間では完成させることが出来ず、何回かに分けて取り組む必要が出てきます。その際に苦労するのが、やりかけのパズルの保管方法です。崩れないように、しかもピースが無くならないように。では、今回はどう対処していたんでしょうか?
写真が小さいので見えませんが、左上の紙には「つづきは ゆうがた しようね」と書いてあります。午前中に取り組んだ後、その紙と一緒にゲームゾーンのテーブルの上にパズルが置かれていました。結構無造作に置いてあったのですが、誰も崩したりしません。置いてあるピースを触ってみたり、ちょっと動かしてみたりする子はいましたが、でもちゃんと元に戻してくれます。続きは夕方…という約束はもちろん、友だちが作っている作品を壊したりしないという約束も、積木ゾーンの約束などからよーく理解しているんでしょう。
でもそれは、単に「そういうキマリだから」と言ってもなかなかできることではありません。やはり、完成を待ちわびる気持ちとか、パズルに夢中になって楽しんでいる友だちの気持ちとか、そんなことをみんなで共感することがってはじめてできることだと思います。こんな体験は集団の中だからこそできることです。友だちの気持ちに共感することもですが、分け合ったり、譲り合ったり、あきらめたりという経験も集団があるからこそできる大事な体験です。集団の中で学ぶことって、大事なことがほんとに多いです。作っている子も、作っているのを見ている子も、みんないい体験をしていました。
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