これを配布する21日(金)はキャンドルナイトの集いが行われます。この文章は20日(木)に書いていて、しかもイベントの時間には保育園にいないために見ることができません。そんな状況ではあるんですが、おそらく楽しいイベントになってるだろうなあと勝手に想像しています。見てもないのに「楽しいイベントになってる…」と適当に言ってるわけではなくて、ちゃんと理由はあります。
キャンドルナイトの集いは特別に節電を促すとかではなく、「電気を使わないことで電気がある今の生活を考えてみる」ということがあります。考えるのは難しいので、なんとなく感じるというくらいでしょうか。いつも使っている電気ではなくロウソクの灯を使うことで、それでも楽しくてあたたかな気持ちを感じることができるということを体験してもらいたいと思っています。また、ろうそくの一部は保育園の調理室で出た廃油から作りました。その様子を子どもたちにも見てもらうことで、身の周りにあるものの性質について関心をもってもらうことをねらっています。
それだけでなく、当日の会の内容は全てぞう組さんが考えてくれました。司会進行のこととかハンドベルの演奏なども、全部です。自分たちで考え、自分たちの会として運営することで、様々なことを体験できます。段取りや役の振り分け、チケットの準備をどうするかなどを決めるための話し合いも貴重な体験です。そんなこともできるようになったぞう組さんの成長を感じることができ、うれしく思っています。
行事は、そのときを楽しく過ごすこともですが、そこに至る過程でどんな体験をしながら進めていくかが大事です。その意味でいうと、今回のキャンドルナイトの集いは、前日までの取り組みも十分に意義のある活動だったと言えると思いますし、だからこそ「楽しいイベントになっているハズ」と書いたわけです。目的をきちんと定め、そして子どもたちにどんな体験をしてもらいたいかを確認しながら準備を進めることも、保育園のイベントの大事な部分です。後はその活動をどう振り返るか、です。取り組みの中で感じたことを子どもたちは自分なりの言葉や表現で伝えてくれるはずです。どんな思いが出てくるか、家庭でもゆっくりと聞いてみてくださいね。
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