2018年7月13日

2018年7月

【災害】
このたびの大雨によって江津市でも大きな被害がありました。多くの方が怖い思いをされたでしょうし、今でも多くの方が大変な状況にあります。地震、台風、大雨といった災害は、いつどこで起こるか分かりません。もちろん災害は起きない方がいいですが、起きたときには動ける人が支援し助け合うことで乗り越えていくしかありません。これは花の村の中のことですが、今回の災害で出勤することができない人がいると分かったとき、急遽代わりに勤務してくださった方がいました。職員の家の片付けを手伝いに行く動きもありました。当然その間施設の職員は少なくなるわけですが、そこは残った人がしっかりとカバーしてくれました。その他にも、直接だったり間接だったり様々な支援の動きを起こしてくれています。職員のみなさんのそうした行動に感謝しています。

【着眼大局・着手小局】
困っている人がいたら、困っている状況があったら、その状況を解消するために何かしたい。これはみなさんが持っている思いでしょう。今回の災害に対してやらなければいけないことはまだたくさんあります。でも私たちのできることには限りがあります。私たちにできるのは、今回の災害で困っている状況を解消したいと大きな思いを持ちつつ、まずは目の前のことに対して動く、手の届くところから動き出す「着眼大局・着手小局(大きく描いて小さく始める)」です。できることをやっていきましょう。継続していけるペースで、相手や状況の求めるペースと相談しながら活動していきましょう。おそらく今後も同じようなことは起こると思います。今回みなさんがとってくれた様々な行動は、花の村の行動の貴重な基準になっていくはずです。

【3分間走ってみる】
「できることからやる」のはどんなことにも当てはまります。「フルマラソンを完走したい!」と思っても、その思いだけでは完走という目標の達成には近づいていきません。すべきことは「まず歩くことを習慣にしよう」とか「3分間走ってみよう」といった小さなことから始め、継続していくことです。同じように、「人生を全うするお手伝い」「人生の基礎づくりのお手伝い」「人生の一歩を踏み出すお手伝い」と大きなビジョンを持ち、それを実現するためには、目の前の利用者さんや子どもに対して、その人の人生を豊かにしていくために必要なことを、1つ1つ丁寧に行っていくことしか前に進めていく方法はありません。大きく描いて大きく動こうとすると、一歩目を踏み出すのが遅くなります。足元だけを見て小さく動くと、前には進むけど目指す方向が分からなくなります。広い視野を持って小さく確実に行動し、それを継続していきましょう。定期的に目指す方向(理念)を確認しましょう。そうすると、方向を間違うことなく確実に前に進んでいけます。それを花の村の基本スタンスとして定着させていきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿