2018年7月30日

失敗を避けて培えるものではない

畑中洋太郎氏の著書『失敗学のすすめ』に次のことが書かれています。
ほかの人の成功事例をマネすることが、成功への近道だった時代がありました。そうした時代には、決められた設問に正確な解を出す学習法が有効だったのは事実です。しかし、ほかの人の成功事例をマネすることが、必ずしも自分の成功を約束するものではなくなったのが、今の時代です。昨日までの成功は、今日の成功を意味しません。そのような時代に大切なのは、やはり創造力です。そして創造力とは、新しいものを作り出す力を意味している以上、失敗を避けて培えるものではありません。

同じことをより早くより正確に、が求められていた時代から、他者と協力していかに新しいものを生み出すかが求められる時代に変わってきています。AIを使った技術では代替できない力です。そこに向けて頭を切り替えていかなければいけないのは、以前の教育を受けてきた私たちなんでしょう。保育現場においてもやるべきことはたくさんありますが、失敗から学ぶことを私たち大人が率先して見せていく必要があります。失敗を恐れて過去の例に固執していると安心感があるのかもしれませんが、その姿勢では何も生み出さないだけでなく、子どもたちの時代にまでよくない影響を与えてしまうと自覚しておかないといけません。


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