【思考をキレイにする旅の仕方(121)】その土地の水を感じると見えてくる物があります
現在、国内の一つの町や村に一週間滞在する旅のプロジェクトをしています。「もし、この場所に生まれていたら、どんな人生を送り、どんな生活を送っていたんだろう」と想像しながら。
そんな旅を続けているうちに自然と「水」に目が向いていきます。
海外で同じプロジェクトをしていた頃は、
蛇口をひねるだけで水道水を飲むことができる日本の豊かさを感じていました。
今回のように国内の町に滞在していると
水道水の味が自治体によって違うことに気づかされます。
私はソムリエのような舌の感性はなく、
どちらかといえば鈍い方なので、なかなか水の味を語るまでには至りません。
それでも味を意識して水を飲むようにしています。
そうすると、たとえ歳を経ていても舌の感性が少し育つように感じます。
そして、その水で淹れるお茶、その土地の水から生まれたジュースや酒、
そこに流れる水で育った肉や野菜、米などに関心を持つようになり、
しいてはその土地に流れる川にまで意識が向いてくるのです。
水は人の生活に欠かすことのできないものです。当然昔の人も水を求めていたでしょうし、そうなると川を基点に町が作られ発展していったと考えるのが自然だと思います。川を中心にその町を眺めてみると、その町の特性が見えてくるかもしれません。例えそれが気のせいであったとしても、何も考えずに川沿いをブラブラ歩いてみることは大事なことのように思えてきます。
そういえば最近は江の川沿いに遊びに行っていません。時々ぶらぶらしに行かなければ。
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