ランニングコースの途中にヤギがいます。
そこに行くと必ずすることがあって、まずヤギに呼びかけて近くまで来てもらう、ヨモギを食べさせる、頭と角をなでてまた来ることを伝える、という流れです。たったこれだけの関わり、しかも1ヶ月に1回行くかどうかくらいのことですが、ヤギとの交流の間は他のことを忘れることができるので貴重な時間です。
言葉は通じない、もちろん意思も通じない。そんな関係だけどなんとか通じ合えないものかといろいろ試してみる。時々「あれ、通じ合ってるかも?」と勘違いする。そんなことも大事な体験ではないかと思っています。人と向き合ったときのコミュニケーションとはまたひと味違った体験です。別にヤギでなくてもいいけど、完全には通じ合わない微妙な関係を体験することも、時々あった方がいいのかもしれません。
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