2018年9月14日

2018年9月

【ひやりハット】
朝礼の場で相談役から「ひやりハットの記入」について話がありました。内容は「ひやりハットに書かれることは花の村の財産。それを元に日々改善していくことが目的。この出来事はひやりハットに書くかべきかどうかと判断に迷うことがあるかもしれないが、個人が書くべきだと思ったら書いてほしい。個々に判断基準を持ってほしい。」というものです。ひやりハットは書いた当事者を責めるものではありません。起きた出来事を整理し、同じことが起こらないよう対策を立て、そこから類推される他の事例についても改善を考えるきっかけにし、そしてそれらをスタッフ全員で共有するためのものです。そう理解したうえで「自分はどんな出来事からひやりハットに書くか」を改めて考えてみてください。

【アラームの感度】
何にひやりとするか、何にハッとするかは、出来事に対しての感度のレベルによって変わってきます。「大きな事故にはなってないけどそのままにしておくのは何となく気持ちが悪い」と、日々のちょっとした出来事に対して感じることは誰にでもあると思います。その時に「まあいいか」と自分の気持ちをしまい込んでしまうか、それとも「やはり放っておけない」とスタッフ間での話題として取り上げるかは、後に大きな違いになってきます。「まあいいか」と自分の気づきをしまい込むことを続けていると、事故や危険に気づく感度が下がってしまいます。大きな事故を起こさないための対応が明らかに遅れてしまいます。反対に、細かく反応する自分の感度を大切にして気づきを拾い続けていると、事故のもとに対しても気づきやすくなります。個々が持っている危険に気づくアラームの感度を高いレベルで保っておくことも意識してください。

【正直さ】
ひやりハットを書くときの大原則は、「起きた出来事を正直に」です。上にも書いているように、ひやりハットは当事者を責めるものではありません。とは言っても、そんなつもりがなくても、ちょっと自分寄りの解釈を加えて書いてしまったりするのが人間です。誰もが無意識にそのような書き方をしてしまう傾向があると認めたうえで、起きたことをできるだけ正直に、まっすぐに書くことを意識するようにしてください。正直でない記録があったとすると、そこから本当に有効な改善策が出てくるはずがありません。ひやりハットの記録に限らず、正直に行動する、正直に振り返る、正直に記録することを1つ1つ積み重ねていくことが花の村の仕事の基本です。利用者や子どもに対していい介護・保育・育成ができるよう、職員が良いチームを築いていけるよう、そして自分自身が気持ちよく仕事をしていけるよう、基本中の基本である「正直さ」が私たちの根っことして張り巡らされているかを常に確認していきましょう。

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