2018年9月18日

タイプの違う人間

20年くらい前に一緒に仕事をしていた友人Mと会ってきました。結果を厳しく求められていた会社で、とにかくがむしゃらに働いていました。ただかなりのことは個々に任されていたため、おもしろさはありました。そのときに一緒になったのがMで、いかに楽しく売上を上げるか、いつもアイデアを出し合っていた記憶があります。

Mは私と正反対の性格で、とにかく行動の人です。考えているヒマがあったらとにかく動く、考えるよりも先に動く、そんな感じでした。なので問題を起こしてしまうこともありましたが、そんな時も自分が率先して責任をとろうとする、いいときも悪いときも前に立ってみんなを引っ張っていく、そんな人でした。私が悩みすぎてどう動けばいいかわからなくなっていると、背中をドンと押してくれるのがMでした。根拠なんて全くないはずなのに自信満々に行動している姿は、私が持っていないものでもあるし、私が最も身につけたいと思うものでもあり、その姿勢からたくさんの刺激を受けていました。

そんなMが今悩んでいました。後先考えずに行動することが悩みの原因らしいです。私の慎重すぎるくらい慎重なところが自分には少し必要で、そういうタイプの人に悩みを聞いてもらいたいと話していました。それを聞いていて、タイプの違う人間は必要なんだなと感じました。

私はMの行動力に刺激を受けたいと思っています。Mは慎重で考えすぎる私に相談したいと思ってくれています。同じタイプならおそらくこんな風には思わないはずです。互いの得意な部分が違って、弱い部分を補い合えるとすると、すごくいい協力の形だと思います。一緒に働いたのは数年間でしたが、そのときも刺激しあってたんだろうとあらためて思います。接点が少し増えてきたので、今後Mの相談に乗りながら、こちらは前に踏み出すための刺激をMからもらってやろう、そんなことを考えています。

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