2018年9月14日

いろんなスタンスがあっていい

ファンや会員、仲間を増やそうとするとき、ど真ん中にいるコアなメンバーがどんな姿勢でいるかが重要だと思っています。

スポーツなんかは典型的です。熱狂的なファンもいれば、ブームに乗っかったちょっとしたファンもいたりします。そこで熱狂的なファンが「ブームに乗っかってファンになるような人は本当のファンじゃない」と排除してしまうとどうなるでしょうか。ファンの総数を増やすことができず、最終的には支える人がいなくなってしまいます。ちょっと興味があって…くらいのファンを温かく迎え入れ、一緒になってひいきチームを応援する体制が出来れば、そこから新たなコアなファンが生まれることにもつながり、結果的にファン総数を底上げすることになると思います。そして総数が増えるだけでなく、ファンの文化もスポーツの文化もよりおもしろいものになるんじゃないでしょうか。

その理屈はどんな集団にもある意味では当てはまると思っていて、集団や組織が豊かなものになるかどうかはガチな人たちの姿勢にいるはずです。それぞれのスタンスで関わるのが自然な形であるはずのところに、自分たちと同じようにガチであることを求めたり、そこを目指さない人を排除したり、そんな場面に時々出くわしたりすることがあります。同じスタンスであることを求めていたらどんどん先細りになっていくだけなんですけどね。

ガチな人はガチを追求し、でもいろんなスタンスがあることを機嫌良く受け入れていれば、その輪はどんどん大きくなり、ガチから遠い人も自分のスタンスで自由に動き出し、結果的に強くておもしろい集団になると思います。周辺が充実してくることこそが大事だと思います。中心の人たちからするとおもしろくないことであったとしても、結果として自分たちの成し遂げたいことを周辺がサポートしてくれることになると思っているので。

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